3Feb
昔は何の必要性も感じていなかったシロモノのひとつが携帯電話(電話が嫌いなもので)。ところが今では、その多機能ツールはテレビと同じくらいに生活の中になくてはならない存在になっているのですから、不思議なモンです。
携帯電話会社各社のCMもそれぞれ多彩で興味深いですね。
殊にソフトバンクの白戸家シリーズは、一家のお父さんが犬という、その設定の斬新さで度肝を抜かれましたが、それが次々と新たな展開を見せて、異例のロングシリーズとなっています。回を追うごとに親族関係や家族それぞれの職場関係の人物設定が明らかになってゆき、相関図がどんどん広がっていましたが、最新のCMでは、家族の過去にまで話が及んでいきます。
お母さん(樋口可南子)の高校時代を広瀬すずが、お父さんの高校時代を染谷将太が演じており、お父さんは少なくとも高校時代までは人間だった!という回想シーンが登場しています。もっとも、数年前の「結婚式編」で、その年の春に高校生になる親戚の子(桜庭ななみ)から、「この間まで人間でしたよね」と言われていたので、犬になったのは割と最近ということになりますね。
一方、auの最新CMは、「エーユー」と「英雄」をかけて、桃太郎(松田翔太)・金太郎(濱田岳)・浦島太郎(桐谷健太)の3人が、ガールズトークにも似たヒーロートークを繰り広げています。3人とも、英雄の定義からはちょっと外れた現代っ子キャラなのですが、それぞれのイメージがなんとなくハマっていて、可笑しみのあるCMになっています。
と、ちょっと待て?松田翔太さんといえば、ソフトバンクCMでは若尾文子さんの夫役(新しいおじいちゃん)として出演していましたよね?ということは、あちらのCMの中からは存在を消されるってことなのかしら。うう~む、これはCMのストーリー展開と同じくらいに気になることだぞ…。
※元記事:コラム「さっちゃんはね、テレビが大好きホントだよ♪」(テレビる毎日公式メルマガ[週刊・テレビる毎日]第726号)
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