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テレまめ

年明けの冬クールは、お正月気分が残っているのか、殊に今年の場合はそれ以外にも考慮すべき諸事情があってかで、ドラマのスタート時期がばらついているイメージがありますが、1月半ばを過ぎて、冬クールのドラマが出そろいました。

思えば、秋クールのドラマは「恋」がテーマのドラマが多いとお話ししましたが、では冬の傾向は?とラインナップを眺めてみました。

まず異色を放っているのが、NTVの「君と世界が終わる日に」。最初にタイトルだけを聞いた時の印象は哲学的な内容かと思いきや、ふたを開けるとまさかのゾンビもの。民放地上波としてはかなり攻めた題材です。

そして、企業ものやヒューマンドラマの印象強いTBS日曜劇場「天国と地獄―サイコな2人―」は、サイコというくらいですから連続殺人にまつわるクライムサスペンスという予想にさらに上乗せして、犯人と刑事の魂が入れ替わるというシチュエーションに。

正直、人格入れ替わりネタというのはファンタジーの世界ではかなり定番化しているものではあるのですが、従来は親子間(「民王」「パパとムスメの七日間」)や、友人等の近しい関係(「転校生」「山田君と7人の魔女」)同じ利害や目的の2人(「君の名は。」「累」)での入れ替わりが多いなか、今回は真っ向から対立する真逆の立場。先の予想がつかない新しいミステリーです。

テレビ朝日「モコミ―彼女ちょっとヘンだけど―」は、「モノの気持ち」が分かるという不思議なヒロイン。NTV「江戸モアゼル―令和で恋、いたしんす―」は、花魁が現代にタイムスリップ。(もはや、タイムスリップがごく普通の事象に思えてきた…)

と、異次元の領域を垣間見るジャンルが目立っているようです。

現実の世界ではありえなーい!ってのは、ドラマの基本ですので、恋愛ドラマすら現実離れの絵空事とは言い切れません。さらにぶっ飛んだ異次元の設定に身を投じてみるのは、ますます非日常に没頭できることでしょう。

※元記事:コラム「さっちゃんはね、テレビが大好きホントだよ♪」(テレビる毎日公式メルマガ[週刊・テレビる毎日]第1031号)

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