13Jul
今クールは、新型ウイルスの脅威という理由から新ドラマの放送開始が各局共にずれ込んだわけですが、従来のように、新番組が3か月ごとに一斉にスタートするよりは、こんな風に三々五々始まるというのもイイのではないかと感じている今日この頃です。
さて、4月スタートの予定だったドラマのなかで、先週始まったのがTBSの「わたしの家政夫ナギサさん」です。
放送開始が延期になっていた間は、かつて同枠で一大ブームを起こした「逃げるは恥だが役に立つ」の特別編が放送されていて、これはこれで視聴者も楽しんでいたのですが、新ドラマ「わたナギ」を開始する目途がついたということで、残り2話を残した時点での放送切り替わりになり、見ていた側は、動く歩道の降り口でつんのめったみたいになっちゃいましたが、時間帯を変えての放送や配信などで、あらためて最終回までの放送が完了したようです。
ともあれ、「逃げ恥」はヒロインが働き口を求めて『家事代行業』を請け負い、そこから展開していく物語でしたが、「わたナギ」は、バリバリ働くあまり家事がおろそかになっているヒロインが男性の家政夫に家事を代行してもらうという内容で、不思議な関連性を感じます。
そして、放送枠の提供スポンサーに家事サービスの企業が入っていることが、なんともウマいことできてるなぁと、唸ってしまいました。パズルのピースがぴったりハマった感覚です。またそのCMに出演している趣里さんが、ドラマ本編でも家事代行業の社員であるというのが、面白いところ。
ちなみにヒロインが勤務しているのが製薬会社という設定ですが、やはり提供スポンサーに製薬会社があり、これもツッコミ癖のあるテレビウォッチャーをくすぐってきます。
思えば、「逃げ恥」で本編と同じくらいに話題とブームになったエンディングの「恋ダンス」ですが、今回の特別編では、火曜枠での最後の放送の時に「わたナギ」ヒロインの多部未華子さんがダンス部分に加わるというサプライズがありました。
こんな関連性をもった小ネタが随所にあると、ドラマ好きは細部に至るまで目が離せなくなること必至ですね。
※元記事:コラム「さっちゃんはね、テレビが大好きホントだよ♪」(テレビる毎日公式メルマガ[週刊・テレビる毎日]第10004号)
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