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テレまめ

気がつけば深みに【世にも奇妙な物語】

http://www.fujitv.co.jp/kimyo/

先日放送された2週連続の「世にも奇妙な物語」、大変興味深く視聴しました。特に1週目に放送された、過去の名作5作品をリメイクしたものは、いずれも前作を記憶しているものばかりでしたので、昔と今の違いや同じ部分を探しながら見る楽しみもありました。

「昨日公園」は、前作では堂本光一さんが主演だったのが今作は有村架純さんへと、男性から女性への設定変更が。「ズンドコベロンチョ」は草刈正雄さん版では家庭もちの設定だったのが、藤木直人さん版では独身貴族に。「ハイ・ヌーン」は、全体の雰囲気も流れも前作の通りでしたが、主人公とも言うべき「男性」の役が和田アキ子さんだという大胆さ。

そしておそらく前作と同じ脚本で進められたと思われる「イマキヨさん」では、主人公にとり憑く謎の座敷わらしのようなおっさんの「イマキヨさん」の役は、前作と同じく酒井敏也さんが演じられていて、恐ろしく違和感のないリメイクとなりました。

「ハイ・ヌーン」のリメイクも、全体に流れる気だるい感じに至るまで前作通りの作りでしたが、食堂の客として出演していた六平直政さんがやはり前作にも同じ役で出演していて、ニクい小ネタとして演出されました。

今回の特別編をもって、放送作品は500を超えたとか。過去の名作のストーリーをインターネットに公開しているファンもいたりして、見ていなかった番組でも調べられたりするのは便利なことですね。個人的に思い入れのある作品、怖すぎてトラウマになってしまった作品、理解不能すぎて記憶から消せない作品、ホラーかと思いきやバカバカしいオチだった作品、自分は見ていなかったけど他人からの評判を聞いて興味をひかれる作品、500以上もあるので、ストーリーを検索するだけでも楽しめるような気がします。

我が家の場合も、高校生の息子と昔の作品の思い出で盛り上がることもあったりで、これまた面白い現象になっています。

豊川悦司さんやバカリズムさんが脚本を担当した作品があったり、独特な雰囲気で変に記憶に残っていた作品が同じ原作者の作品だと判明したり、「世にも奇妙」は掘り起こすとキリのない底なし沼の様で、いつの間にか奇妙な世界に取り込まれてしまいそうになるほど、深みを感じてしまいすね。

※元記事:コラム「さっちゃんはね、テレビが大好きホントだよ♪」(テレビる毎日公式メルマガ[週刊・テレビる毎日]第771号)

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