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テレまめ

テレビっ子にはちょっと痛い企画

先日も、こざるさんが「テレまめ」で触れていましたが、「あの人は今」企画は、昔も今もよく扱われますね。そもそも「あの人は今」という言葉自体が慣用句として定着していますから、その歴史は推して知るべし。

ですが、テレビっ子としては、この企画は少々「痛い」内容だと感じています。

かつてはかわいさの象徴だったアイドルが50歳を超えて、確実にオバサンになった姿の今と30年前とを比較したり、昔の爽やか二枚目俳優が今は借金苦生活だったり、逆に事業が成功したケースだとしても過去のイメージはまるで消えていたり…。

番組側としては、そのギャップが大きいほど特ダネ感は強いのでしょうけど、学生時代の同窓会で久しぶりに再会した初恋の人が、別人のように変貌していてがっかりしたのと似た気分になります。これを機に再ブレイクを期待しているのかな?などと深読みしてみるのもなんだか切ないですね。

同様に、いわゆる「一発屋」(一曲だけヒット曲がある歌手)がその唯一のヒット曲を持って出演する番組も、見ていて切ない気持にさせられます。

「その人」が出てくれば「その曲」しかないワケで、ヒットした当時を懐かしむのであれば当時の映像があれば充分だし、むしろそのほうが懐かしめるし。「その曲」をおそらく歌い飽きて、歌い方が大幅にアレンジされているケースも少なくないし、正直、声量や声質も変わっているし…。

とはいえ、こざるさんもテレまめで言っていたように、テレビに出ていることが活躍していることの判断基準になっているのも、ある意味事実です。

先日も、少し前まではよく2時間ドラマで主演していた女優さんが秋の叙勲で受賞したというニュースに「引退したわけじゃなかったんだ」と思ってしまいました。近年は舞台を中心に活動されているとのことで、それを知らずに、勝手に活動減少と思っていた自分に反省です。

※元記事:コラム「さっちゃんはね、テレビが大好きホントだよ♪」(テレビる毎日公式メルマガ[週刊・テレビる毎日]第721号)

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