13Oct
先週の悪女の考察の中に、「半沢直樹」(TBS)でひたすらに憎たらしい平山美幸役を演じた南野陽子さんを挙げるのを忘れていたさっちゃんです、コンバンハ。
彼女の代表作「スケバン刑事」のキャラクターも「ワル」のカテゴリーじゃないかとも解釈できそうですが、正統派アイドルが演じるワルとは全く次元の違う、厚かましいオバハン設定に、かつてのアイドルとのギャップにゾクゾクするほどでした。
いわゆる「アイドル」というと、キラキラしてただ可愛い存在(例えばトイレにも行かない設定)だったのは、今は昔。
現代のアイドルは、好物は焼肉で、特技は変顔、コントも演じるし、何なら青っパナのメイクもいとわない、体当たりで突進型というキャラクターがむしろ定番だったりします。そうでないと、記憶に残らず個性を発揮できない現実もあるでしょう。
こういった明け透けな感じのアイドルを解禁したのは、キャンディーズの存在が大きいというのは以前に言った記憶がありますが、そのキャンディーズが解散してからすでに40年以上経っているので、アイドルの意味そのものが昔とは変わってきているのでしょうね。
完全無欠なキラキラ系アイドルのジャンルはアニメの世界の二次元キャラたちが担ってくれるようになった(ホントにトイレにも行かないで済む)ので、生身のアイドルたちは進化を遂げて行ってるということなのでしょうか。
あと、男女問わず最近のアイドルに増えているのは、高学歴だったり、資格取得者だったり、ニッチでカルトな情報に通じている「インテリアイドル」な人たち。クイズ番組での活躍やキャスター・コメンテーター的な活動も、アイドルの変化球としてお馴染みになってきました。
元々の市場が広大なうえに、ひとグループのメンバーも膨大になってきた昨今、新たなるアイドルのジャンルはどんな変化を見せていくのでしょう。
※元記事:コラム「さっちゃんはね、テレビが大好きホントだよ♪」(テレビる毎日公式メルマガ[週刊・テレビる毎日]第1017号)
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