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テレまめ

春から始まるはずだった連続ドラマが、撮影を再開しはじめ、各番組が徐々に放送を開始しております。遅れている作品も、放送日が決められる段取りとなってきました。過去ドラマの特別編も味わい深いものがありましたが、新ドラマのフレッシュさは、やはり代えがたいものですね。しかし、入れ替わるように大河ドラマと朝ドラの放送が休止。まだまだ通常の放送スタイルに戻るのには、しばしかかるようです。

ドラマがイレギュラーな状態であった時、頑張ってくれたのはバラエティ番組だった感があります。リモート出演のシステムを使って、出演者が距離を取っている状況を、画面上で一つにしてワイワイと集う雰囲気を演出してくれました。苦肉の策ともいえる手法ではありましたが、出演者たちの自宅からの参加という、通常では考えられない出演方法は、思いがけない目新しさをもたらしてくれたようにも思えます。

通信による出演ということで、時には画面がフリーズしたり、音声が途切れたりとトラブルが発生することもありましたが、それもありがちなハプニングとして笑いに変えてしまいましたね。

さて、現在ワタシが一番お気に入りのバラエティ番組は、フジテレビの「関ジャニ∞クロニクルF」です。以前は土曜日の30分番組だった前身番組からリニューアルして、今年の春から全国ネットとなりました。

初回は「秘密基地」と称するスタジオにメンバーが集まって、タブレットに表示されたフォルダのテーマにのっとって話を繰り広げていたものの、その後は、一堂に会することができなくなり、現在はそれぞれ別場所に待機しながら、一人ずつがスタジオに出向いてテーマを実施し、ほかのメンバーがリモートで突っ込むというスタイルになっています。メンバーの仲の良さはもとより、個性の違いとリモートによる微妙なズレが、不思議な面白みを増幅させているように思えます。

なかでも、番組の爆笑アイテムとなってしまったのが、横山裕さんの「相づち」。横山さんが人の話を聞くときに「うん」と言うのを連発するというもので、一回の収録に対して数百回にも及ぶ「うん」を発します。(スタッフが数えました。)最初は単に数が多いな!というくらいの扱いでしたが、最近では、数ある「うん」を音階別に集めて曲を奏でたりと、おもちゃにされてしまうほどの愛されっぷりです。

メンバーの関西育ちの面白さもあるのでしょうが、それぞれの天然色がいかんなく発揮されていて、週の初めに気持ちいい笑いをもたらしてくれます。

不要不急を避けましょうと言われ続けた数か月ですが、やはりエンタメや笑いは至急必要なエレメントであると、身に染みて感じる同時期でもありました。

いつの世も、笑いのあふれる毎日でありたいですね。

※元記事:コラム「さっちゃんはね、テレビが大好きホントだよ♪」(テレビる毎日公式メルマガ[週刊・テレビる毎日]第1002号)

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