20May
2020年の東京オリンピックのチケット購入の抽選申し込みが始まっております。申し込み開始当日には申し込みが余りにも集中して一向に手続きが進まないというニュースばかりが報じられましたが、約10日が経過して申し込み渋滞もかなり解消されているようです。申込期間は残り10日ほど。
ところで、以前にもオリンピックの話題を取り上げた時には「オリンピックの後にはパラリンピックがあります」と添えてきましたが、もちろん東京大会でもパラリンピックがあります。
実は先日、あるニュースの中の数分の特集で「車椅子ラグビー」について取り上げられていまして、その時私は、車椅子ラグビーという競技をかなり新鮮な印象で受け止めていました。
聞けば、リオパラリンでは銅メダルを、昨年の世界選手権では金メダルを獲得しているとのこと。なのに、全然知りませんでした。というか、知らされていませんでした。そう、メディアでの取り上げられ方が極端に少ないのです。
以前、テニスのR.フェデラー選手に対して日本人の記者が「日本には世界的な選手がなぜ出ないのか」という旨の質問をした時に「何を言っているんだ、日本には(車椅子テニスの)国枝慎吾選手がいるじゃないか」と返したと知り、メディアの意識の低さに情けない思いを持ったものです。
先週のネタを引きずりますが、芸能人の不倫の噂を報じる暇があるのなら、もっと知らしめるべき事実があるだろうと思います。
ここで、夏季パラリンピックの競技には何があるのか、改めて見てみましょう。
アーチェリー、陸上、バドミントン、ボッチャ、カヌー、自転車、馬術、5人制サッカー、ゴールボール、柔道、パワーリフティング、ボート、射撃、シッティングバレーボール、水泳、卓球、テコンドー、トライアスロン、車椅子バスケットボール、車椅子フェンシング、車椅子ラグビー、車椅子テニス
の22競技です。
既存のスポーツをパラ競技としてルールをアレンジしたり、全く新しい競技だったりと、オリンピックに対して見劣りするとは思えない各競技に、メディアはもっともっともっと注目すべきだと思うのです。
小さな入口として、NHKではパラ競技をアニメとして取り上げた「アニ×パラ」があります。これから更に多くの知る機会を作ってもらいたいと希望するばかりです。
※元記事:コラム「さっちゃんはね、テレビが大好きホントだよ♪」(テレビる毎日公式メルマガ[週刊・テレビる毎日]第946号)
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