19Nov
昔のテレビといえば、新聞のテレビ欄を見て放送時間をチェックし、放送開始時間に合わせてチャンネルを合わし、画面に正対して(時には正座して)番組を見たものですね。つまり、天から降ってくるのを待つという態勢しか許されていませんでした。
それから少しすると、ビデオが普及して、時間をセットしておけば自分の都合のいい時に視聴が可能になりました。ちょっとした狩りの仕掛けのようです。
ビデオのレンタル制度が発達して、それがDVDに移行するようになってからは、テレビ番組のほとんどは放送後にDVD化されるようになり、深夜枠などでネット局数が少ない番組でも、少し待てば借りたり買ったりすることができるようになりました。
まさに「狩れ!」です。いや「借れ!」か(笑)。でも、もしもDVD化にならないと気持ちが萎えちゃって「枯れ!」かも?
チャンネルも、地上波しかなかったものから、BSやCSのチャンネルが増え、狩りのフィールドはずいぶんと広くなったものです。
さらにインターネットが広まることとなった現在、各局がホームページ上で、あるいは「ひかりTV」や「UーNEXT」などでオンデマンド制度を以って、即時の配信が可能になっています。
DVD化のタイミングを待っていたのが、落とし穴や虎挟みにかかるのを待っていた状態とするならば、さしずめ飛び道具を使った狩りに様変わりしたってところでしょうか。
※元記事:コラム「さっちゃんはね、テレビが大好きホントだよ♪」(テレビる毎日公式メルマガ[週刊・テレビる毎日]第560号)
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