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縁の下にスポットライト【バイプレイヤーズ】

「脇役」を指す「バイプレイヤー」という言葉、実は和製英語なのだそうです。ちなみに英語では「サポーティング・アクター」、所謂「助演」ですね。「バイ」には「そばに」や「副次的」あるいは「本道をそれた」という意味があるようで、主人公という本道の横をガッツリ固める側道や護岸のイメージといったところですかね。

いずれにせよ、あえての和製英語が出来てしまうほどに、日本人にはバイプレイヤーが好きな気質があるようです。昔からある「縁の下の力持ち」という言葉が現代でも廃れずに生きているように、相互協力の精神が根強くあるからなのでしょうか。

バイプレイヤーズ

映画やドラマで活躍中の6人のバイプレイヤーたち、遠藤憲一、大杉漣、田口トモロヲ、寺島進、松重豊、光石研(←アイウエオ順)のもとへ、中国の動画配信サイトから出演のオファーが入る。これに役所広司を加えた7人で、「七人の侍」をリメイクするというものだ。

監督は世界的巨匠でギャラも破格であるこの依頼を受けた6人は、ほかの仕事のために合流が遅れる役所を待つ間、相互の絆を深める目的で、館山にある大杉の別荘にて、共同生活を送ることとなる。

実はこの6人は、10年前に「バイプレイヤーズ」という映画を制作していたが、意見がぶつかった挙句に制作を頓挫させた経緯があった。その遺恨を残したまま生活を共にする6人。

そんな折、光石は、「七人の侍」の企画を役所が全く聞いていないことを知る。制作のアシスタントプロデューサーのジャスミン(北香那)を問い詰めると、話が事務所で止まっているのはこの業界ではよくあることだと開き直られてしまう。

とにかくねぇ、こういう企画を考えてくれた人、そんでもってこの6人を集めてくれた人を褒め称えたいわ。深夜ドラマは比較的、自由度の高いジャンルではありますが、ことにキャスティングの面でそれを発揮してくれたのがテレビ東京制作のシリーズでして、今回の「バイプレイヤーズ」の第1話でも、役者たちの間で「たまには主役やろうよ」「たまにって何だよ、俺だってみんなだって主役やってるよ」「テレ東だろ?」なんて会話があるように、みなさんテレ東で主演経験があるんですね(笑)。

花形スターではないけれど、紛れもない実力派、演技派、そして苦労人であることをみんな知っている。だからこそ、昨今深夜ドラマのヒットが多いわけです。

今回は、ストーリー的にはフィクションですが、出演者は全て本人役。なので、芝居に対して、あるいは撮影現場の仕事に対して真摯に向き合うそれぞれの姿が映し出されていて、それもまた嬉しい限りです。

また、バイプレイヤーはこの6人だけではなく、各回に登場するゲストもまたまた名バイプレイヤーたちで、その顔ぶれを見るのもまた楽しみです。加えて、ドラマが終わったあとにある6人の「バイプレトーク」なるフリートークもまた楽しいですよ。

ドラマの企画が発表された時に、「よくぞやってくれた感」で大喜びしましたが、それと同時に始まる前にしてシリーズ化の希望も湧き上がりました。40代編、30代編、女優編、そして個人的趣味でチームナックス編…。いろんな種類の「バイプレイヤーズ」が見たいと熱望するのは贅沢でしょうか!?

※元記事:コラム「さっちゃんはね、テレビが大好きホントだよ♪」(テレビる毎日公式メルマガ[週刊・テレビる毎日]第830号)

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