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テレまめ

もしもあの時…。同窓生〜人は、三度、恋をする〜

ワールドカップで日本が、あるいはごひいきの選手のいるチームが敗退して、「あの場面でああしていれば、こうだったら…」と、悔やみきれない試合を脳内で妄想再試合していた人はたくさんいるのではないでしょうか。

いわゆる「たられば」と呼ばれる、言っても詮無いことではあるのですが。勝利の歓喜を準備・予定していた人には、捨てきれない不燃物(というか不完全燃焼物?)のように消滅しないシロモノですよね。

では、15歳の時の初恋の相手と、25年ぶりに再会。お互い人生や恋愛も様々な遍歴を経てきた現在、幼さゆえに逃してしまった恋をいま一度反芻することになったら…。実行可能な「たられば」に直面したとき、アナタならどうする?

TBS木曜ドラマ「同窓生〜人は、三度、恋をする〜」は、まさにそんな男女4人の不完全初恋再燃焼物語なのです。

健太(井浦新)は、家業のクリーニング屋を継ぐことを嫌って理系大学から一流企業へ進路を選び、職場結婚と1児にも恵まれたが、理由あって離婚、退職。嫌っていたはずの家業を引き継いでいる。中学時代のガールフレンド・あけひ(稲森いずみ)は、不遇の少女期を過ごした後にワンマンなカリスマ美容師と結婚、連れ子と実子の3人の母親となった。遼介(松岡昌宏)は医者の家庭に育ちながらも一級建築士となり、結婚もしたが、お受験に夢中な妻とは不仲で、家庭外では名うてのプレイボーイ。薫子(板谷由夏)は過去の失恋が痛手となりずっと未婚のまま。そんな40歳の4人が、25年ぶりの同窓会で再会する。

現時点が満点の幸せだとは言い難い4人が、ないものねだりのように惹かれあって、また、その惹かれていく感情に自らが翻弄されていきます。古い言い方をすれば40歳って「不惑」の年齢ですが、実のところはグラグラでブレブレ。いっぱしの大人でもあり、まだやりなおせる年齢でもある、若者よりも厄介なお年頃なのかも知れません。

大人による大人のラブストーリーは、リアルで切なく大人の胸に迫ります。

※元記事:コラム「さっちゃんはね、テレビが大好きホントだよ♪」(テレビる毎日公式メルマガ[週刊・テレビる毎日]第698号)

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