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【NHK手話ニュース】ボルト選手を手話で表現?

日本時間15日にリオ五輪・陸上男子100メートルで金メダルを獲得し、五輪史上初の同種目3連覇を成し遂げたウサイン・ボルト選手。NHK Eテレの番組「手話ニュース845」もこの偉業を手話で報じたが、ニュースキャスターがボルト選手の名前を、あの「ライトニング・ボルト」ポーズをとって表現したことが注目を集めている。


通常、手話で人名を伝えるときは一文字ずつ指で表現するが、番組に出演した木村晴美キャスターは、ボルト選手の象徴とも言える、天に向かって弓を引くように両人差し指を突き立てる「ライトニング・ボルト」ポーズをとってボルト選手をあらわした。


ネット上ではまさかの表現に感心や驚きの声が続出したが、実は同番組がボルト選手にこのポーズを当てたのは初めてではない。NHK広報部によると、番組で同ポーズを用い始めたのは2012年ロンドン夏季大会の前から。2009年世界選手権男子100メートルでボルト選手が人類初の9秒5台を記録した頃から、一般のろう者の間でボルト選手を例のポーズで表現する機会が増えていったそうで、これにならい、ボルト選手だとすぐ分かりやすく捉えてもらえる手話だとして番組でも使うようになった。


このようにろう者の間では、人の見た目や特徴から特定の“手話のあだ名”を作ることが多く、これを「サインネーム」と言う。(Yahoo!ニュース<8月16日付>より

仮にジェスチャーゲームをしたとしたら、お題「ウサイン・ボルト」で演じるジェスチャーは、ほぼ100%が「例のポーズ」。もし名前をど忘れした状態で彼のことを話題にしようとしたら、やはり100%が例のポーズで「この人」と表すでしょうね。それくらい、例のポーズは確実に伝わる効果を持っていると言えるでしょう。

同様のケースは、そのほかの人ではどれくらいあるでしょうね。ちなみに、同番組では過去に「EXILE」を表す際に、「Choo Choo TRAIN」で知られる上半身をぐるぐる回すダンスで、また野球のイチロー選手は、打席でのルーティンである、投手にバットを向ける構えをとって表現したことがあるそうです。

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