22Sep
先週、最終回を迎えた「親バカ青春白書」(NTV)。親と子の関係、友達との関係などに悩むさくら(永野芽郁)は、得意なはずの料理の味付けにも支障をきたす有様。そんなさくらが送った醤油豆の味付けがおかしい事に気づいた祖母の多恵(高畑淳子)が、さくらを心配して香川県から上京してくるシーンがありました。
高畑さんが香川県出身なのは結構有名で、ドラマの中でも飾らない出身地の言葉で語られていました。私が住んでいるのが愛媛県で、比較的香川県に近い地域であるので、このネイティブな方言のイントネーションがとても心地よく聞こえました。
関西出身の芸人さんがドラマに出演する場合、関西出身ということをその登場人物の設定として、あえての関西弁キャラとしてしまうことが往々にあります。見る側にとっても、その人からは関西弁がでてくることが当たり前になっていて、急に標準語で話されると気になってしまい、ストーリーが入ってこない!なんて弊害が生まれてきたりしてね。
出身地が有名なヒトと言えば、北海道出身の大泉洋さん。北海道テレビ制作の「おにぎりあたためますか」でもよく話題に上るのですが、全国共通の単語でも北海道特有のイントネーションがあり(主にアクセントが語頭につく)、全国ネットのドラマなどでは矯正に苦労されているそうです。
北海道と真逆の南、鹿児島が舞台になったのはNHK大河の「西郷どん」。これまた強い特徴のあるアクセントと方言のある地方で、国内のドラマでありながらも、字幕がつく異例の作品となりました。
「私たちはどうかしている」(NTV)の舞台は石川県金沢市。でもセリフが完全に東京仕様なので時々忘れてしまいそうになります。とはいっても、このドラマに求める部分は「現実逃避」だったりするので、それはそれで、まあいいか。
多種多様の方言って、面白いですよね!
※元記事:コラム「さっちゃんはね、テレビが大好きホントだよ♪」(テレビる毎日公式メルマガ[週刊・テレビる毎日]第1014号)
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