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テレまめ

30秒のファンタジー

CMは、短い時間で鮮烈なイメージを視聴者に残す使命を負っていますから、その設定が現実離れした、ありえないものだったりする場合が少なくないようです。

究極にありえないのに、なぜだかハマっちゃったのはソフトバンクの「お父さん犬」でしょうか。同業界で対するauは、桃太郎・金太郎・浦島太郎(松田翔太さん、濱田岳さん、桐谷健太さん)たちの三太郎シリーズが安定かつ拡大していく勢い。

そしてDoCoMoは星プロのシリーズで架空の世界のキャラクターたち(長谷川博己さん、新田真剣佑さん、浜辺美波さん)の物語が展開されています。

星プロのプロデューサー役を務めるのは星野源さんですが、その星野さんが出演している日清のどん兵衛のCMでは、吉岡里帆さんがキツネの化身の女の子となっているシリーズがあります。

これと似た感じのシチュエーションになっているのが同じく日清のラ王。こちらはカズレーザーさんが「全粒分の妖精」として出てきますが、なんだか似て非なるモノになっていて、相手役の千葉雄大さんが少し不満げになっているのが可笑しみです。

もう一度吉岡さんに戻りますと、ワイモバイルのCMでは瑛太さん演じる漁師の網に掛かってしまった人魚の役に吉岡さんがなっていて、無邪気で天然な感じの可愛い人魚を演じています。

偶然にも同時期に、TBCのCMに出ているローラさんも人魚の設定。同時期に人魚のCMが重なってオンエアされているのも珍しい気がしますが、過去にも深田恭子さんや豊田エリーさんもCMで人魚の設定で出演されていた事もあったり、嵐の松本潤さんと相葉雅紀さんのシャンプーのCMでも相手役が人魚となっていたこともあったりで、人魚のCMは割とあるようなんです。「美しさ」と「非日常」を表現するのに分かりやすい素材なのでしょうかね。

30秒の世界観の中では、非日常の方がむしろ常識なのかもしれません。

※元記事:コラム「さっちゃんはね、テレビが大好きホントだよ♪」(テレビる毎日公式メルマガ[週刊・テレビる毎日]第923号)

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