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テレまめ

朝ドラ的あんちえいじんぐ

10月から始まっている朝ドラ「まんぷく」が好評です。ここ最近の朝ドラは話題作・ヒット作続きではありますが、ストーリーはもとより、主人公・立花福子役の安藤サクラさんの表情豊かな演技や、その夫・萬平役の長谷川博己さんが拷問で痛めつけられるヴィジュアルや、立花夫妻のラブラブぶりに萌えのツボを刺激されるファンが続出している現象もあるようです。

さて、5週目に入り、時代は戦後へ。出征していた福子の義兄たちが復員してくることになるタイミングで、香田家の子役が成長した姿になったのですが、ここで思わず注目したのが、長女のたかを演じている岸井ゆきのさんです。

岸井さんといえば、「99.9‐刑事専門弁護士」(TBS)で深山(松本潤)の彼女気取りのシンガーソングライター、大河ドラマ「真田丸」では豊臣秀次の娘、「モンテクリスト伯」(フジ)では入間(高橋克典)の娘と、印象的なバイプレイヤーとして記憶に残る女優さんですが、岸井さんの実年齢26歳にして、香田たかの年齢設定は14歳という驚異。ですが、4人兄弟の長女で、父のいない間は母を支えるしっかり者という設定と、岸井さんの身長が150センチ足らずなのが、実に違和感なく年齢設定を受け入れさせてくれます。

朝ドラでは、比較的長い期間を演じることが多いので、実年齢近くからドラマがスタートして、そこから年齢を重ねていくのが従来のパターンだったように思います。「あさが来た」の清原果耶さん、小芝風花さん、「べっぴんさん」の芳根京子さん、井頭愛海さん、「わろてんか」の葵わかなさん、あるいは「あすか」の竹内結子さんも、いずれも10代で母親役を演じたことになります。

朝ドラ後に実年齢に戻ると、ちょいと印象が変わるような感覚もあったりしましたよね(笑)。

お芝居の中のあんちえいじんぐ現象は、驚きと興味深さをもたらしてくれますね。

※元記事:コラム「さっちゃんはね、テレビが大好きホントだよ♪」(テレビる毎日公式メルマガ[週刊・テレビる毎日]第919号)

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