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テレまめ

事実は小説よりレアなり。【激レアさん】

馴染みのことわざ「事実は小説より奇なり」。ヒトが考えうる巡り合わせよりも、実際にある偶然の方が、滅多にない珍しいことが起こるということです。映画でも「実話」ベースの物語が数多くあり、そのほとんどがサブタイトルにそのことを記してあります。でないと、見るものが「ンな馬鹿な!」感に包まれるからだと思います。

それほどに、まさかあるわけ無いと思わせるような奇跡の事実が、世の中にはときに存在します。そんな稀有な経験をした人を紹介するのが、テレ朝の「激レアさんを連れてきた。」です。

「少年4人だけで超ハイレベルな登山に挑戦してしまい、山の災難のフルコースを味わった人」「普通の主婦だったのに、気がついたら荒くれ漁師軍団の女ボスになっていた人」「小学校に6日しか通わなかったので、ウソみたいに何も知らなかったけど、スーパーマーケットのバイトだけで文字や常識を学び、超やり手の社長にまで上り詰めた人」などなど、一言にまとめ切れない波乱だらけの人生を歩んできた人を、その本人をスタジオに招いた上で、何が起きてどうなったのかを披露していきます。

ここでありがちなのは再現ドラマにまとめていく手法ですが、なんとこの番組ではアナウンサーの弘中綾香さんが研究員よろしく、白衣姿でホワイトボードを使ってプレゼンしていくのです。しかも、順次貼りつけながら説明していくのは、弘中アナの手書きボード。

そして使われる言葉は「○○なんじゃね?」「△△やべぇー!」などといった、チャラ目なものを多用して、波乱な人生を詳細に次から次へと畳み掛けてくるので、えっ、ウソ!ええっ、まだあるの!うわっ、まさか!と驚きが止まりません。随所で説明のために登場する紙芝居や装置も弘中さんの手作りらしく、正直「なくてもいいなー」的なユルさが相乗効果を出しているような、いないような(笑)。

そして番組の最後には、それまでツッコミ役をつとめていたMCのオードリー若林さんが、激レアさんの人生や体験を一言でまとめる「ラベリング」作業で終わります。

例えば、前出の「スーパーのバイトから社長になった人」は、帰国子女で日本の学校に馴染めず不登校になり、一時は素行の良くない時期もあったのですが、労働の経験から「ありがとう」とお客様から言われる喜びを知り、積極的にお客様に向き合うようになったことから、つけられたラベリングは「これからも“ありがとう”をカツアゲするひと」となりました。

レアな事実だからこそ、感動と言うよりはむしろ「動揺」と呼びたくなる激レアさんたちの人生ですが、最後には、なぜか不思議な爽快感さえ伴うような気がします。

※元記事:コラム「さっちゃんはね、テレビが大好きホントだよ♪」(テレビる毎日公式メルマガ[週刊・テレビる毎日]第914号)

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