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テレまめ

のびる、いびる、あびる。〜ドラマに不可欠な役どころ

先日のネットニュースで、次作の朝ドラ「べっぴんさん」にて、ヒロイン(芳根京子)の従兄の妻役で三倉茉奈さんが出演するという話題が出ていました。三倉さんといえば、双子の姉妹の佳奈さんとともに、「ふたりっこ」でヒロインの少女時代を、「だんだん」ではヒロイン役を務めた女優さんですが、今回は単独で三度目の朝ドラ出演ということになりますが、今回の役どころはヒロインにつらくあたる、いわゆる「いびり役」なのだとか。

思えば、「女性の生き様」をテーマにする朝ドラでは、いびり役は必須とも言うべき重要な要素です。

「ごちそうさん」のキムラ緑子(ヒロインの義姉)、「まれ」の柊子(ヒロインの職場の先輩)、「マッサン」の泉ピン子(ヒロインの姑)、あるいは相武紗季(主人公の元・許嫁)、「あさが来た」の萬田久子(ヒロインの姉の姑)、そして放送中の「とと姉ちゃん」では真野恵里菜(ヒロインの就職先の先輩)など、確かに鮮烈な存在感を示すポジションにいびり役がいます。

萬田さんは「不機嫌な果実」でも姑役で、真野さんは「カッコウの卵は誰のもの」ではヒロインのライバルとしても出演されていましたし、先日最終回を迎えた「重版出来!」での「新人潰し」の異名を取る編集部員役の安田顕さんも加えて、いずれもドラマに憎たらしさのスパイスを効かせていました。

ひと口に「いびり」といっても、それぞれのキャラクターには、一本、それもかなり強めの筋の通った主義と主張と信念があって、いびりの裏には少なからずの愛が裏打ちされているというのがそれぞれの特徴でもあります。

サスペンスには犯人役、時代劇には悪代官、ヒロインが主婦ならばその姑、未婚女性だと恋のライバル、学園ドラマには意地悪な教頭、病院ものでは利潤追求型の事務長、企業ものには嫌味な中間管理職など、いずれも主役と真っ向からぶつかり合う、役割としてはオイシイ立ち位置です。

憎しみをもって見るのではなく、愛と哀しみを秘めたキャラクターだと思いながら見てみれば、新たな楽しみを見つけられるかも知れません。

※元記事:コラム「さっちゃんはね、テレビが大好きホントだよ♪」(テレビる毎日公式メルマガ[週刊・テレビる毎日]第797号)

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