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テレまめ

折れて、真っ直ぐ。【偽装の夫婦】

いや~、なんですか最近のこの芸能界結婚ラッシュ。スポーツ紙の話題で結婚のふた文字が躍らない日はないじゃないですか。そんなこと言いつつ、戸次さんの結婚のショックをいまだ引きずるなんてことは…ぜ、ぜ、絶対ないですよ(←このネタしつこい・笑)。

この結婚ブームが来る前には、「結構いい年だけど結婚しない芸能人」ブーム(なんじゃそりゃ)みたいなものがあって、よく40歳過ぎの独身芸能人がリストアップされていたりしたんですが、私はそのリストを見ながら「で、結局のところ結婚しないままの人もいそうだなー、例えば、千原ジュニアと福山雅治あたり…」なんて考えていたのが、たった1日で大どんでん返し(爆)。まさに縁は異なもの、運命はどう転がるのか分かりません。

さて、秋ドラマでも「結婚」をテーマにしたものが。しかし、単純なラブストーリではなく、屈折と紆余曲折と折衝と、折れに折れまくっているのが、日本テレビの「偽装の夫婦」です。

http://www.ntv.co.jp/fake/

嘉門ヒロ(天海祐希)は、45歳、独身の図書館司書。他人との親密なコミュニケーションを拒み、一人で読書にふけることだけを愉しみに生きている。かつては陽村超治(沢村一樹)という恋人もいたが、ある日突然捨てられて以来、人間不信になってしまったのだ。

ある日、その超治が幼稚園の園長代理として図書館に現れた。苦い思い出に表情をひきつらせるヒロとは対照的に、陽児は無邪気に再会を喜ぶ。ヒロが25年前の別れの理由を問いただそうとすると、超治は実は自分はゲイであると告白し、病気の母を安心させるために自分と偽装結婚してくれと言い出した。

にべもなく断ったヒロだが、そんな時、自宅のボロアパートの床が、ヒロの蔵書の重みで抜ける事故が発生し、修繕費300万円の請求を受けてしまう。育ての親である叔母とも半絶縁状態であり頼れない状況のヒロに、超治は「ある人と会うのに付き合ってくれたら300万を貸してもいい」という。待ち合わせ場所に現れた「ある人」とは超治の母・華苗(富司純子)で、二人はヒロに発言させないまま、結婚の話を進めていくのだった。

超治と付き合っていた頃は輝くような魅力にあふれる女性だったものの、失恋の痛手からか、45歳のヒロは心を閉ざして本音を語らない性格に。時折、無声映画の字幕の様に、ヒロの心の声が出てくるのですが、これが視聴者の心のツッコミとシンクロしてくる絶妙さです。

また、ヒロは心が折れて性格が屈折しましたが、その後の頑なさは鋼鉄のような曲がらなさ。一方、超治のほうは天然に真っ直ぐで折れない男で、どんなにヒロに断られようが結婚を諦めない強さで突っ走ります。息子の結婚を信じて疑わない華苗もまた真っ直ぐ。

そして、超治の幼稚園に通う由羽(井上琳水)の母・しおり(内田有紀)は、元夫のDVを受けた影響で足に障害が残り、ついには女性しか愛せなくなったというザ・紆余曲折ぶりですが、親子共々ヒロに助けられたことで彼女に好意を持ち、「私たちの家族になって下さい」とプロポーズしてくるド直球。

超治が一目惚れする宅配業者の保(工藤阿須加)は、真っ直ぐな眼で「正義の味方になりたいんです」と言うあたり、その内側はかなり屈折してるんじゃないの?と思わせてくれます。もう、折れてんだか真っ直ぐなんだかの個性的な登場人物たちです。

ちなみに、ヒロの叔母一家(キムラ緑子、佐藤二朗、坂井真紀)は折れているというよりか、ひねくれていますが(笑)。

脚本家は話題作で定評のある遊川和彦、そして1、2話の演出は「神様のカルテ」などの映画監督・深川栄洋というところにも、注目です。

※元記事:コラム「さっちゃんはね、テレビが大好きホントだよ♪」(テレビる毎日公式メルマガ[週刊・テレビる毎日]第763号)

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