17Nov
ドラマの同クールの中で、「事件モノ」や「医療モノ」など、似たジャンルが偏ってしまうことは実はよくある傾向だったりするのですが、現在のクールのドラマ全体を見渡してみて気がつくのは、「恋」がいっぱいあること。
- この恋あたためますか(TBS)
- #リモラブ~普通の恋は邪道~(NTV)
- 姉ちゃんの恋人(フジ)
- 恋する母たち(TBS)
- 僕らは恋がヘタすぎる(ABC)
- 片恋グルメ日記(TOKYOMX)
と、タイトルに恋の字がついているものが多数。
浮かれたイメージの春ではなく、人肌恋しくなる秋の恋が各方面で発生しているようです。
その中でとびきりコミカルな恋が描かれているのが「#リモラブ~普通の恋は邪道~」でしょう。
大桜美々(波瑠)は鐘木パルプコーポレーションの産業医として、全社員の健康管理と衛生指導をしている。真面目で融通が利かず、ド正論で社員に対峙してくる美々のことを、社員たちは「健康管理室の独裁者」とあだ名するほど。世の中は新型ウイルス対策を強いられる状況になり、美々の責務も大きい。
そんな中、非常勤の精神科医からストレス解消用に勧められたオンラインゲームで、プレイヤーの一人と接したのをきっかけに、美々はハンドルネーム「草モチ」として、相手の「檸檬」とSNS上でゆるい会話を楽しむようになる。
ウイルスで人との交流がままならない、SNSで見ず知らずの人と繋がる…いかにも時代を反映したような奇妙な恋ですが、そのときめきやヤキモキ感は邪道ならぬ、まさに王道だと思えます。
檸檬が同じ会社の社員だと気がついて、あれこれ勘違いしたり、でもこの人だけは嫌だ!と思っていた相手が実は檸檬その人だったり、やがて気持ちが傾いてきても、名乗りだせない、気がつかないといったデコボコな恋模様。
「なぜそこで言わなーい!」「なんで気がつかなーい!」と突っ込みながらみるラブコメ、秋の夜長のお供にいかがでしょう。
※元記事:コラム「さっちゃんはね、テレビが大好きホントだよ♪」(テレビる毎日公式メルマガ[週刊・テレビる毎日]第1022号)
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