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テレまめ

今日も変わらず緊急事態の日々です。重苦しい気持ちにならずできるだけ明るい環境にしたいと思い、ワイドショーの類を避けてBSやCS放送、あるいはEテレなどの番組を探してテレビを見ていますが、そんな中でも、やはり最新のニュースは把握しておきたいものです。

そこで近ごろ話題に上っているのが、日本テレビの「news every.」を担当している藤井貴彦アナウンサーのコメントです。

コロナウイルスに関するニュースを伝えた後の締めのコメントとして、

過去は変えられませんが、2週間後の未来を変えることはできます。希望のあるうちに皆さんのご協力をお願いします。命より大事な食事会やパーティはありません。

命を救う人が孤立をしています。当たり前だった医療体制への感謝と共に、医療従事者への心のサポートが今こそ必要です。

沢山のものを我慢して、諦める日々を過ごしていますが、他人を思いやる心まで失わないでいることが大切です。

などなど、ハッとさせられる言葉を届けてくれています。

現在の状況は世界規模の危機。大のために小を犠牲にしなければならない局面も多々あると同時に、個々の小さな暮らしがあってこその大きな社会でもあります。藤井さんの言葉に、時として視点をミクロやマクロに切り替えながら、この日々を乗り切っていかなければならないことを教えられている気がしました。

思えば9年前、東日本大震災が発生したあの日、テレビやラジオの生放送中だったアナウンサーやパーソナリティが、メディアを通じてパニックにならないように懸命に語り掛けておられました。

そのほかにも、荒天やはたまたミサイルなどの物騒な案件で、緊急警報が鳴り響くような事態にあっても、アナウンサーの声で「落ち着いて行動してください」と制してもらえると、徒に慌てることなく自分を見失わないように心がけようという気持ちを保つことができている気がします。

言葉の持つ力をかみしめながら、それを操る私たちにも、この試練を乗り越える力が備わっていられるのだと信じたくなる瞬間でした。

※元記事:コラム「さっちゃんはね、テレビが大好きホントだよ♪」(テレビる毎日公式メルマガ[週刊・テレビる毎日]第994号)

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