9Mar
イヤハヤ、信じられない騒動で世の中が一色になっておりますねぇ。とは言え、実際のところ新型ウイルスの感染者よりも数百倍の規模で「不安症候群」になっている人がいるのでは、そして連日の報道がそれを加速させているのでは。といった気分にさえなってしまいます。
未知の病気とそれに対する不安、そしてそこに付け込んだ悪意とデマ。人類が過去に何度も陥ったその罠は、ひとえに情報不足という条件が原因だと思っていたのですが、かえって情報が多過ぎても似たような状況になってしまうのですね。
トイレットペーパーの買いだめ騒動といえば45年前に起きたオイルショックに伴うデマ騒動が思い出されますが、「根拠のないデマに踊らされた人類史上に残る愚行」として、何度も見てきた映像のはずなのに…。しかも、一年ほど前に「平成が終わる」タイミングに、過去を振り返る特集で放送されていたのに、まさか全く同じ道をたどるとは、信じられない思いでした。
不要不急の外出を控える、学校の休校措置、それに伴い保護者も自宅を空けられない状況で、期せずして働き方改革の実行がなされていったり、自宅待機の子供に向けてメディア配信の新しいスタイルが提案されるなど、対応を迫られることがすなわち時代を動かすことに繋がっていることも言えると思います。
しばらくは忍耐の時期ではありますが、後世にはきっと年表に載るほどの変動の渦中にいるのだと思い、家の中にいる。今はそう思ってみたいと思っています。
※元記事:コラム「さっちゃんはね、テレビが大好きホントだよ♪」(テレビる毎日公式メルマガ[週刊・テレビる毎日]第987号)
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