18Nov
だいたい、多弁なオトコって嫌われる傾向にあるように思います。でもまあ、その相手が生田斗真なのなら、聞いているうちに丸め込まれてしまうかも…?
岸辺満(生田斗真)は喫茶店を営む母・房枝(原田美枝子)と二人暮らし。かつては自らのこだわりのコーヒー屋を開いたことがあるが、それに失敗してからは自宅でニート生活。そこに、姉の綾子(小池栄子)の一家が自宅をリフォームする間、実家で仮住まいすると言ってやって来た。綾子はバツイチ再婚で、現夫の光司(安田顕)と実娘の春海(清原果耶)の関係はギクシャクしている。
綾子は弟のニート暮しを脱却させようとするが、満はヘリクツを並べ立て、自己弁護を繰り広げる…。
満の弁論は、時にウザく、時に妙に納得、でも時に論点がずれて、結局自分勝手。それを基本的に全部受けいれる母、そして基本的に全部真っ向から打ち返す姉。基本的に妻に服従ながらも満に共感する部分も多い義兄、さらにはシンプルかつ辛辣に鋭くツッこむ姪っ子。個性きつめの主人公にも負けていない家族たち。加えて、喫茶店の常連客(西村まさ彦、本多力、浜谷健司)、満と光司の行きつけのバーのマスター(杉野遥亮)もなかなかに印象的な面々です。中盤からはキュートな女社長の明日香(倉科カナ)も登場し、満の心と生活をかき乱していきます。
満の話は長いですが、このドラマは30分×2本立てという構成で、物語そのものはサクサク進む感じです。例えれば4コマ漫画のドラマ化といったような。
丁々発止の口喧嘩の裏にある、いろんな愛も見え隠れするドラマで、ここはひとつ、満に説き伏せられてみましょうか。
※元記事:コラム「さっちゃんはね、テレビが大好きホントだよ♪」(テレビる毎日公式メルマガ[週刊・テレビる毎日]第972号)
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