10Sep
テレビドラマは多くの人にとって非日常を描かれることが多く、今まで知り得なかった世界を覗かせてくれることで、視聴者を惹きつける力があります。多くの人にとって非日常であることは、裏を返せば一部の人にとっては日常であるということで、ここでいい加減な描写をすれば、たちまちドラマ全体のクオリティにも響くことになりかねません。
そこで、作品の中に「その道の経験者」を登用することで、真実味や話題性を上げる効果も期待できるようです。
日曜劇場「ノーサイド・ゲーム」では、ラグビー選手の役で高橋光臣さん、林家たま平さん、コージさんなど、ラグビー経験者が多数。さらには、元ラグビー選手から役者に転身した佳久創さんや、この作品で役者に初挑戦した廣瀬俊朗さんは日本代表経験者というホンモノ。そして第9話にゲスト出演の濱田岳さんも学生時代はラグビー部で活動していたそうです。
同じく日曜劇場の「陸王」で陸上部のマラソン選手役として出演した和田正人さんは箱根駅伝出場経験者。
ほかにも、野球やサッカーなどを扱ったドラマなどで、そのスポーツを経験した実績を買われて配役された前例も少なくないようで、そういう事実を知っていると、観る側にも役者さんの思い入れが伝わるようで、興味も一段階あがったような気がします。
スポーツを通じて様々な経験を経たことがそのまま役作りになっていて、リアルな場面が作られています。
バラエティの「体育会系TV」などでも、芸能人が熱中している競技がクローズアップされることで、それらをより身近に感じられることができるようです。
いろんな競技の世界大会やオリンピック熱が高まっていく中で、ドラマやバラエティを通じてもリアルな応援が盛り上がって行きそうですね。
※元記事:コラム「さっちゃんはね、テレビが大好きホントだよ♪」(テレビる毎日公式メルマガ[週刊・テレビる毎日]第962号)
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