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テレまめ

いこくじょうちょ。

バイプレイヤー好きとしては、物語の中に個性的な存在感の脇役が出てくると、付箋紙をつけておきたい気分になるものですが、そんな付箋の中にひときわ特殊なカラーがついているものがあります。

今クールのドラマの「わたし、定時で帰ります」(TBS)の中で、主人公・結衣(吉高由里子)行きつけの中華料理店「上海飯店」の店主を演じているのが江口のりこさん。手厳しく辛辣なことを言いつつ、礼儀と仁義もきっちりある中国人女性で、ブレない頼もしさを感じさせます。

江口さんといえば、かつて「海月姫」(フジ)では関西弁を話すインド人の役を熱演したこともありました。

「ナオミとカナコ」(フジ)で華僑の女社長を演じた高畑淳子さんの役も強烈で、「女傑」という言葉が派手な服を着ているかのような強い印象を残しました。

私が伊藤英明さんをちゃんと意識した作品が99年の「OUT〜妻たちの犯罪〜」(フジ)で、ここでの伊藤さんは日系ブラジル人の役。寡黙な眼差しが独特の雰囲気を出していて、気になる存在となったことを覚えています。

外国人役とはいえ、日系の外国籍、アジア系となれば日本人が演じるのもそれほど無理はないと思われますが、普通に考えて「無理があるでしょ!」という所に乗り込んだのが「のだめカンタービレ」(フジ)でドイツ人指揮者を演じた竹中直人さん。振り切っちゃえば無理も通る!とばかりに、替えのきかない魅力的なキャラクターが出来上がりました。

外国人の役を日本人が演じることで、ドラマの中にあえて違和感を残すと、アクセントのようなポイントを置く効果のようなものが出るのでしょうかね。

ドラマ内の登場人物が年齢を超越する「アンチエイジング現象」のように、国際化社会に合わせるように「ドラマ内無国籍現象」がこれからも増えていく気がしています。

※元記事:コラム「さっちゃんはね、テレビが大好きホントだよ♪」(テレビる毎日公式メルマガ[週刊・テレビる毎日]第949号)

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