12Nov
伝説のオーディション番組「スター誕生!」を覚えていらっしゃいますか。放送期間も長く、数々のアイドル系歌手を輩出した番組ですが、初代の萩本欽一さんが司会をしていた時代には、アイドルに負けぬ程に一世を風靡した「ゲーム」も世に送り出した実績もあるのです。
オーディションの審査結果が出るまでの時間つなぎとして、ゲームコーナーが設定されており、ここで行われて非常にウケたのが、現在でも手軽なゲームの定番として周知されている「あっち向いてホイ」です。
元々はお座敷遊びだったり、それを地方ローカルの番組で紹介されたりという由来はあるようなのですが、「スタ誕」で紹介されたことによって全国的にブレイクしました。日本国民でやったことない人はいないと言っても過言ではないレベルに日本中に浸透しています。同コーナーからは他にも「フルーツバスケット」といったヒット作も生まれました。
テレビの中で見て、倣ってみたいと思える「ちょっとした遊び」は、バラエティ番組からはもちろん、時にはドラマの中にも存在します。
ドラマ「大恋愛─僕を忘れる君と」で、主人公の尚(戸田恵梨香)と真司(ムロツヨシ)が居酒屋でやった遊びは、少し離れた場所にいる店長と店員や、外国人カップルが会話している光景に、勝手にアフレコでドラマ風なセリフをつけていくもの。ゲームと呼ぶには少し高度なスキルを求められるかもしれませんが、映画やドラマの声をオフにして新たなセリフを重ねていくことを試してみるのも一興かもしれません。
もっと手軽に楽しめそうなのは、朝ドラ「まんぷく」にて、たくさんのハンコの制作に取り掛かるときに、気晴らしと眠気覚ましを兼ねて福子(安藤サクラ)が提案した、「○っ○り」という言葉を順に出していく言葉遊び。「しっかり」「びっくり」といった言葉が出てくる中で、鈴(松坂慶子)が「服部」「鳥取」と固有名詞を連投して、技アリ的な感嘆の声が上がりましたね。
感動や熱狂や癒しだけでなく、テレビの中からはこんなことも教えてもらえるんですね。
※元記事:コラム「さっちゃんはね、テレビが大好きホントだよ♪」(テレビる毎日公式メルマガ[週刊・テレビる毎日]第920号)
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