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テレまめ

Top Of The World〜芸能界ギネスホルダー

サッカーやテニスなどの世界的大会やメジャーリーグでの日本人選手の活躍に、みんなが興奮するのは、世界に名を残すという偉業を疑似体験したいからなのでしょうか。世界に名を残すって、確かにものすごいことだけど、角度を変えてみると意外なところに世界のてっぺんはあるのかも。だって地球は丸いんだもん。

「世界で最も…」といえば、世界中の記録を集めた「ギネスブック」が思い出されますが、芸能界にも種々のギネスホルダーが存在します。

中でも「偉業」と言えるのは、『徹子の部屋』で「同一の司会者による最多放送」と認められた黒柳徹子さんや、『笑っていいとも!』での「生放送単独司会」の記録のタモリさん、第17世中村勘三郎さんは生涯通算800役以上を努め「最も多くの役を演じた俳優」と認定されたのだとか。

他にも、デビュー以来のシングル首位記録のKinKiKids、ドラマ最長連続主演女優の観月ありささんなど、長い年月を経て世界一と認められた人もおられますが、一方、テレビの企画などで一発挑戦の形で世界最高を勝ち得たケースもあります。

タカアンドトシのタカさんはミルクセーキの早飲み、劇団ひとりさんはレモン3個早食いと1分間ニンニク早食い、角田信朗さんは1分間にスネでバット折りの記録、中村玉緒さんは1分間に手にキスを受けた回数でギネス認定なんだそうです。

福士蒼汰さんが「大人数(360人)で“だるまさんが転んだ”をした」という記録は、主演映画「神様の言うとおり」のPRイベントでの企画が成功したものです。

岡田将生さん、遠藤憲一さん、鈴木浩介さんたちは、鈴井貴之さん脚本・監督のドラマ「不便な便利屋」のストーリーの中で「1時間で作るスノーマンの数」というギネス記録に挑戦し、本当に成功してドラマの中で認定セレモニーがシーンとして組み込まれることになりました。

鈴井監督にしてみれば、記録が達成できなかった場合も想定して2パターンの展開を用意してはいたのでしょうが、もちろん挑戦するからには本気で臨んでいたことがよくわかる、「ガチでスノーマンを作る鈴井監督の姿」がドラマの中にしっかり写りこんでいます。

出演者たちの間でも「いやあ、自分の取り柄なんて…ギネスホルダーってことくらいかな」というのが楽屋トークとして盛り上がったというエピソードをお聞きしたことがあります。

「偉業」であれ「珍」であれ、世界一になるのはやはりすごいことですねぇ。丸い地球の一部をちょっとつまみ上げると、そこに世界の頂点が出現するのかも知れません。

※元記事:コラム「さっちゃんはね、テレビが大好きホントだよ♪」(テレビる毎日公式メルマガ[週刊・テレビる毎日]第902号)

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