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テレまめ

老いるショック!〜老練女優3人

一昨夜のこと、入浴中に浴室の鏡に、やたらとくたびれた老け顔が映っていて、誰だ?と思ったら、自分でした。(自爆!)

朝ドラ「あさが来た」に、大隈重信夫人役で松坂慶子さんが出演していますね。「ゲゲゲの女房」のときにも感じたことですが、フレッシュなイメージから若手の役者さんが多用される朝ドラの中で、がっちりとドラマを締めてくれる印象があります。自ずとこれは、「若手」に対しての「ベテラン」、「若さ」に対しての「老練」ということにはなるのですが…。

松坂さんは、テレビ朝日系の金曜ナイトドラマ「スミカスミレ45歳若返った女」にも出演中です。タイトルにもあるように、恋愛も知らぬままに65歳まで年齢を重ねた女性・澄(松坂)が、不思議な力によって20歳まで若返り、女子大生のすみれ(桐谷美玲)として生活するのですが、この不思議な力というのが化け猫によるものだけに、子の刻には力が解けて、20歳から65歳の姿に戻ってしまうという設定です。

昔から美人女優の代名詞でもあった松坂さんですが、さすがに桐谷さんと同一人物としての対比は、正直ちょっと酷ですねぇ…。

同じく朝ドラには、ヒロインの姑・白岡よの役を風吹ジュンさんが演じています。先週の放送分では、同世代の人たちが立て続けて他界し、気持ちが落ち込んでしまう描写がされていました。自分が老いた事を感じ入る表情に、その寂しさがしみじみ伝わってくる場面でしたが、白髪の老女の姿を見ながらも「風吹さんと言えばねぇ、40年前はまるで砂糖菓子で出来たような元祖アイドル女優さんだったんだぞぉ」と言いたくなってしまいました。

https://www.itamiru.jp/itsunomanika/

骨粗鬆症による「いつの間にか骨折」を予防するための検査を啓発するキャンペーンのCMには、桃井かおりさんが出演されています。黒髪の桃井さんと銀髪の桃井さんが合成されていて、銀髪の方が「老いた」桃井さんということになるのですが、昔から奔放な言動のイメージがある桃井さんが「老いる」という事実がなかなか結びつきにくく、だからこそ、誰の身にも平等に加齢はやってくるのだということを、改めて実感させられます。

若者よ、今の自分が老けるだなんて想像だにしていないでしょう?でもね、来る、きっと来る。それはもう貞子よりも確実に。そして貞子よりも恐ろしい事実として。ならばせめて、よい年の取り方をしたいもんですね。

※元記事:コラム「さっちゃんはね、テレビが大好きホントだよ♪」(テレビる毎日公式メルマガ[週刊・テレビる毎日]第782号)

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