21Sep
先週の戸次重幸さんの結婚報道は朝刊にあわせる意図があったのか、情報解禁が午前4時でした。大方のファンは朝のワイドショーのスポーツ紙チェックの報道で知ることになるのですが、それとほぼ同時刻に、某スポーツ紙のWEBコラムで「ネット上ではファンからの『ショックで仕事休みたい』などの悲鳴が次々と書き込まれた」というものがアップされていました。でもね、この記事内容、ファンとしてはかなりの違和感でした。
NACSのファンは彼らの成長とともに年齢を重ねた人が多いので、彼らと同年代、または若干年上の世代(←はぁい、私はココ!)も多数いて、戸次さんのことは以前から「結婚願望が強いのに結婚できない残念なヤツ」として浸透しているので、どちらかと言えば「どこかにいい人いないかしらねぇ」の姉や叔母の心境なんですよ。
そもそも、『ショックのあまり仕事を…』というのは、西島秀俊さんの結婚報道の時のネット上の反応として話題になったことでして、40代のイケメン俳優の結婚という共通項だけで記者さんが「きっとそうだろう」と独断して書かれたのでは?という印象が残ったのです。
NACSのブログは、直接コメントするシステムがないので、ファンたちは代わりにSNSのコミュニティなどで盛り上がったのですが、概ねは「おめでとう!結婚できてよかったね!」といった内容でして、あるいは市川由衣さんのブログのコメント欄には「シゲをよろしくお願いします!」との書き込みが見られました。
そして、報道や反応が出揃った頃の時間帯にアップされた某まとめサイトでは「悲鳴が上がるかと思いきや、ファンからは応援の嵐。独身最後の砦にして、こんなに温かく結婚報道を迎えられる俳優さんは初めてw」と、従来の二枚目俳優とは異なる現象が起きていることを興味深く語っていました。うん、こちらの内容には納得できます。
今回に限らずに、様々な場面で「結論ありきで、取材内容を誘導している」と感じてしまうことは、実は少なくありません。取材側の予断なのか、早さを求められるが故の“やっつけ”なのか。多少の違和感を残しつつも、それを見れば心のどこかがその色に染まり、またそこに予断が生まれてしまうような、危うさをはらんでいる気がします。
取材相手に対して敬意を持って接すれば、そんな事もそもそも起こらないとは思うんですけどね。
※元記事:コラム「さっちゃんはね、テレビが大好きホントだよ♪」(テレビる毎日公式メルマガ[週刊・テレビる毎日]第759号)
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