25Nov
先日の日曜洋画劇場で、高倉健さん最後の主演映画「あなたへ」が放送されましたので見たんですが、何だかおかしな印象に捕らわれてしまいました。
あの映画を見ていると、何だか健さんがあちこちで色んな人に出逢う場面が、まるで様々な人に“さよなら”を言ってるように感じてしまいました。
そのきっかけになったのは、役の上での奥さん(田中裕子)が、健さんと同じ“悪性リンパ腫“で亡くなったのが分かった事でした。
不謹慎かも知れませんが、この映画の撮影が始まる前から、本人も監督も、健さんの病気の事を知っていて、”人の死”に対して、誠実に、真っ直ぐに向き合う作品を、最後に選んだんじゃないかと思ってしまいました。
映画そのものの感想は、健さんの、誠実に、真面目に、律儀に、義理堅く、一生懸命な演技がステキでした。
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