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テレまめ

テレビの間違い撲滅熱望

今では、バラエティ番組などで出演者が喋った言葉がテロップとして画面上に出るのは当たり前な演出となっていますね。一説によると、その先駆者は「探偵!ナイトスクープ」なのだとか。

「ナイトスクープ」でのその手法は現在でも健在ですが、要所要所での効果的な文字挿入であったり、内容に対する的確なツッコミであったりします。対して、バラエティ全体の傾向としては、どうでもいいような会話にまで文字が乗っていたりして、画面が非常にうるさい!といったような番組も少なくないですが…。

とりあえず、的確な文字挿入をお願いしたいものですね。

以前、大阪出身の芸人さんがフリートークで「野生の猿」のことを話していて、その中で大阪・箕面(みのお)の猿のことを話していたのですが、その時画面上に出ていたのは「美濃(みの)の猿は…」という文字。在京局の制作番組でおそらくスタッフさんも関東の人だったのでしょう、大阪に住んだ経験もある私は「あ、間違ってる。」と気がつきましたが、同時に気持ちが一気に冷めたのを覚えています。

バラエティ番組はともかく、ニュース番組での字幕スーパーは、重要な情報の一つでもあるんですが、ここでも文字の間違いは実は少なくないんです。

つい先日も「貸」と「借」の使い間違いを見かけました。「貸」は貸す、「借」は借りるで、立場が真逆なんですね。

真逆といえば、やはりニュースで、とある市民団体が抗議行動を起こしたという内容のニュースの見出しテロップに「○○に意義あり!」と出ていたんですが、正しくは「異議あり!」。意義があっちゃぁ、意味が反対ですよね。

某政治家氏が公式の記者会見で話した内容を報じたテレビニュースが「○○するつもりなない」と話したものに対して「○○するつもりだ」と全く逆の字幕をつけてしまった件では、訴訟問題にまで発展した記憶があります。

ニュース番組の中で誤りがあったとき、「正しくは△△でした。訂正してお詫びします」とコメントがある場合はまだ良いのですが、「正しくは」を省略して「お詫びします」だけのコメントだと、「正しいこと教えてよ!間違えたまま覚えちゃったらどーすんの!」と言いたくなりますね。

「テレビで言ってたから」「テレビに出てたよ」と、テレビはかなりな信頼度を持って見られています。字幕が多くなって、情報量も多くなったからには、間違いのない放送をお願いしたいものですね。

※元記事:コラム「さっちゃんはね、テレビが大好きホントだよ♪」(テレビる毎日公式メルマガ[週刊・テレビる毎日]第615号)

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