3Jun
「サザエさん症候群」という言葉がありまして。「サザエさん」の放送時間である日曜日の夕方に「休日が終わってしまう」のを実感して、いくばくかの憂鬱な気分を自覚することを言うそうです。同様に「ちびまる子ちゃん」「笑点」あるいはNHK河ドラマなど、日曜の夕方以降に放送されている長寿番組は、同じような気分にさせてしまう効果があるようですね。それだけ、みんなの生活に深く浸透している証明でもあります。
では平日のテレビにはそれはないのか?と言いますと、否。
毎朝の出勤・登校前の支度をしている時間帯はまさに戦争状態のワタクシ。朝の情報番組をかけながら、情報の内容よりも、番組そのものを時計がわりにしているため、番組のテーマ曲を聞くとわけもなく焦った気分になるものです。
フジテレビの「めざましテレビ」では、20年前の放送開始当初から、様々なアーティストが番組テーマ曲を担当してきました。焦った気持ちの時に聴いた曲は、メロディーの中にその気持ちまで刷り込まれてしまったようで、5年前のテーマ曲を今聴いたとしても「急がなきゃ!」の気持ちが呼び起こされてしまうのが厄介なところです。
我が家の時間進行の場合でポイントとなるのは7時前の「紙兎ロペ」でして、CMや映画館の予告編の中でさえ、ロペとアキラ先輩を見ると「お味噌汁温めなきゃ!」と思ってしまいます(苦笑)。
さて、「めざましテレビ」の現在のテーマ曲は、月曜から「めざましどようび」に至るまで日替わりで6曲のテーマ曲が存在し、共に「急がなきゃ!」と思いつつも、月曜のflumpoolと金曜日のJUJUでは、なんとなくニュアンスの違う感情に染められているのを実感します。
裏番組の日本テレビ「ZIP!」では、メインパーソナリティが曜日ごとに日替わりになっていて、MKIDAIさんを見ると「ああ、まだ火曜日か…」、鈴木杏樹さんだと「お、金曜日!」と、こんな極端な反応をしてしまうのは、ご本人たちに失礼ですかね(笑)。
※元記事:コラム「さっちゃんはね、テレビが大好きホントだよ♪」(テレビる毎日公式メルマガ[週刊・テレビる毎日]第691号)
関連記事
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。