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テレまめ

画面上文字過多時代

バラエティ番組で、出演者がしゃべった言葉が文字になって画面上に表示されるようになったのは、「探偵!ナイトスクープ」(朝日放送)が元祖だといわれています。要所要所で出るために、効果的な突っ込み作用があり、その後、ほかのバラエティ番組でも採用されるようになり、演出として定番化しました。

ですが最近では、やたらと発する言葉のほとんどが字幕化される傾向にあるような気もします。デジタル放送が実施される前には、聞き逃した言葉が文字になって出るので便利だという意見もあったようですが、現在のテレビには字幕機能があるので、サービス被りと言えなくもありません。

試しにバラエティ番組視聴中に字幕機能も併用してみると、文字が重ならないように画面中央近くに字幕が表示されるので、本来の画像が見えにくい事態になってしまいました。

スタジオにひな壇ゲストを招きながらVTRを見るという企画なら、VTRのナレーションの言葉が文字で出ながら、ワイプ画面のスタジオゲストが発した言葉がフキダシで重なることになります。あー、もう画面が文字だらけ。

また、しゃべった言葉だけでなく、番組情報が画面上部に出ているのも、当たり前のようになっています。番組名のロゴ、本日の特集の内容、いま放送している内容、この後のコーナーで出てくる本日の目玉の予告など。途中から見ても何を放送しているのか分かる、この後も続けて見ようと思わせる、チャンネルを留めさせるのを狙った戦術なのでしょうか。

その番組が生放送なら「Twitterで意見募集中!」といった告知がでたり、送られたツイートが流れていたりもしますね。平日の朝の情報番組には、時間表示と今日の天気予報も出ています。さらに放送局のロゴが片隅に出っぱなしですし、画面の中にどれほどの文字情報が溢れているのでしょうか。

便利といえば便利なのですが、私たちの親世代と一緒にテレビを見ていたら、画面に出てくる文字を片っ端から声に出して読む傾向があるんですよね。

「へえ、○○が××だって」「アハハ、△□の※◎だってさ」いや、聞こえとるし見えとるわ!「え、この人◎◎さんの奥さんなの?」いやいや、それはこの次のコーナーで出てきますよってことやろ!

情報過多に反応過多。画面上の文字はもう少しだけ厳選してもらいたいような気もしてきました。

※元記事:コラム「さっちゃんはね、テレビが大好きホントだよ♪」(テレビる毎日公式メルマガ[週刊・テレビる毎日]第795号)

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