23May
「はしかと初恋は小さいころに済ませておかないと、大人になってからではこじらせてしまう」…という名言は、たった今思いついたワタシのオリジナルですが。(笑)
本物の病気はともかく、恋の病となれば、できるだけ早いうちに経験をしておけば、その後何度も罹患したとしても柔軟な対応ができましょうものに、いい年こいてからの初恋は、恥じらいも強がりも、いちいち周りを巻き込んでオオゴトにしてしまうようで、メリットといえば、滑稽なラブコメのドラマができてしまうことくらいでしょうか。
NTV「世界一難しい恋」では、嵐の大野智さんが事業で大きな成功をおさめながらも、恋愛に対しては全く不器用なホテルチェーンの社長を演じています。
リゾートホテルチェーン「鮫島ホテルズ」の若き社長・鮫島零治(大野智)は、最高のサービスを提供するために妥協を許さない仕事ぶりで、自分の意に沿わない者はどんどん切り捨てるやり方を通してきた。
ある日視察のために箱根のホテルに赴いた零治は、そこで研修中の中途採用の社員・柴山美咲(波瑠)に出会う。物怖じせずにまっすぐな眼差しで意見を言う美咲に、零治は今までにない印象を覚える。
一方で、ライバルのホテルの社長・和田(北村一輝)は、派手な女性遍歴で、零治とは正反対の華やかな存在。和田から独り身でいることをからかわれた零治は、2か月後のパーティーに婚約者同伴で行くことを決意。何件かの見合いをするが、不器用さと理屈っぽさから、すべて相手方から断られてしまう。そんな日々の中、折につけ美咲と接するようになった零治は次第に美咲が気にかかるようになり、美咲に特別な人として認められたいと思うようになる。
大野さんの「俺様社長」ぶりが、なんだか「怪物くん」のようでして、と言うことはさしずめ秘書の小池栄子さんがドラキュラで、運転手の杉本哲太さんがオオカミ男&フランケンといったところでしょうか。
朝ドラ「あさが来た」で波瑠さんと共演していた三宅弘城さんが社長室部長代理役を演じられており、波瑠さんとセットで朝ドラから移行してきたようにも見えますが、実は「怪物くん」でもお巡りさん役で出演していましたね。
朝ドラといえば、ジャニーズWESTの桐山照史さんが加野屋当主役で出演していましたが、今作では小瀧望さんが、空気も人の心も読めない大雑把でテキトーな社員・三浦家康役で、物語をかき回す「余計なコトしぃ」な存在になっています。
遅れてやってきたオトナの初恋は、不器用で独りよがりで、それだけに可笑しくて目が離せません。
※元記事:コラム「さっちゃんはね、テレビが大好きホントだよ♪」(テレビる毎日公式メルマガ[週刊・テレビる毎日]第793号)
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