25Aug
昨年10月にスタートしたタモリのトークバラエティー「ヨルタモリ」(フジテレビ、日曜後11:15)が、開始当初からの1年契約通り、9月いっぱいで終了することが分かった。タモリの巧みな話術とシュールな世界観を楽しめる番組として高く評価されていただけに、視聴者からは終了を惜しむ声やスペシャル化を望む声が上がりそうだ。
番組は架空のバーを舞台に、タモリが常連客に成り切ってトークに臨み、ゲストの意外な一面を引き出していく内容。宮沢りえがママ役でレギュラー出演し、タモリとの“大型コンビ”が話題を呼んだ。
井上陽水やの松本幸四郎らゲストの顔触れも豪華で、「近所の常連客」を演じるエッセイストの能町みね子らを交えた大人のトークも好評だった。合間には往年のタモリの芸風がよみがえったようなコントも盛り込まれ人気だった。
深夜帯の放送ながら2桁の視聴率を記録するなど、話題性もあったため、当初の契約通り1年で終了することに局内からは「何とか続けられないか」との声もあったが、出演者側と話し合った結果、実験的な番組内容からすると鮮度があるうちに惜しまれながらピリオドを打つことが望ましいと判断した。(Yahoo!ニュース<8月22日付>より)
お笑い番組の一般的な定義は「理屈抜きで面白い」ということなんですが、この番組に関しては「理屈っぽいから面白い」という、一風変わった面白味でした。自由度の高いタモリさんを、グッと締めるりえさんの大人な感じがまた素敵。話題のタレントさんがゲストで来店するにもかかわらず、お決まりの告知は一切ナシ!という姿勢も粋です。
なんだか最近やたらと「ピンチ感」を前面に出しているフジテレビにしては、人気番組が終了するのは意外な気もしますが、契約通りという潔さはかえって好印象ですね。
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