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テレまめ

先日、NHK BSプレミアムで「骨の髄まで歌います」というドキュメンタリーな歌番組を見ました。ギター&ボーカルの男女デュオ「ホネボーン」が飲み屋街に出かけ、主に団塊ジュニアと呼ばれる世代に話を聞いて、それを題材に歌を作って歌うという企画。ホネボーンさんの歌の実力もさる事ながら、なかなかにワケありな人と出会えたりして、アポなしぶっつけの取材だからこその深く静かな感動を呼び起こしてくれました。

殊更にドラマチックなエピソードを持っていなくても、日常の「ちょっと疲れた」「でも毎日が楽しい」といった他愛のない話で表情がほどけていくこんな酒席の会話が、観る側にも心地よさを呼び起こさせてくれるのは、前にご紹介した「きじまりゅうたの小腹すいてませんか?」(NHK)や、「笑ってコラえて」(NTV)の中の「朝までハシゴの旅」にも共通するところですね。

同じく「笑コラ」の「ダーツの旅」や「長距離バス一期一会の旅」なども、偶然の出会いがもたらす笑いや発見や感動を見つけることができる番組。昨今、こういったテレビカメラがわが町に突然現れる系の企画が多いように思います。

他には、「鶴瓶の家族に乾杯」(NHK)、「火曜サプライズ」(NTV)、「出川哲朗の充電させてもらえませんか?」(テレ東)、「鉄腕DUSH(NTV)の「0円食堂」、路線バスやローカル鉄道を乗り継いだり途中下車していく番組も各局で放送されていますね。

ロケ費用とかタイアップ費とか、制作局側の台所事情とかも影響してはいるのでしょうが、そこはまあ、観る側からすれば関わり知らぬこととして、やはり、教科書のような旅番組では表現できない、体温を感じられる企画として受け入れられているのでしょう。

明日、振り返るとあなたの隣ににテレビカメラがいるかも…?

 

※元記事:コラム「さっちゃんはね、テレビが大好きホントだよ♪」(テレビる毎日公式メルマガ[週刊・テレビる毎日]第921号)

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