今やテレビは、地上波だけでなく、ＢＳやＣＳの放送、ネット配信で先行放送したり、はたまたネットのみで公開される作品もあったり。さらには動画サイトとの連動という企画もあったりして、いろいろと多岐に渡る世界です。そんな様々なメディアを活用して、ごく当たり前になってきたのが「スピンオフ」というもの。

いわゆる「外伝」とか「特別編」として、ドラマの本筋から派生した別の物語が制作されて、本筋とは少し違った楽しみ方をすることができます。メインストーリーの時系列の隙間で起きた出来事、脇キャラを主人公にした全く別の物語、時にはパロディ色やデフォルメ感を強めにしたもの、複数の作品がコラボする形のものもあるようですね。

さだまさしさんの歌「主人公」の歌詞のように、「自分の人生の中では誰もがみな主人公」なのですから、登場人物の数だけ別の物語があるとも言えるんですね。

そんなスピンオフを見せてくれることは、メインストーリーに厚みを与えてくれる気もします。というか、単純に、好きなドラマにさらにおまけが付いてきて、より長く楽しめるといった感じなのでしょうか。いわば、別冊付録みたいな？本筋を冗長にせずにキレのいい作品に仕上げる効果もあるかもしれませんね。

ドラマの世界観を広げてくれるスピンオフも含めて作品を楽しむのは、盛り沢山なお得感もあるかも知れません。

※元記事：コラム「さっちゃんはね、テレビが大好きホントだよ♪」（テレビる毎日公式メルマガ［週刊・テレビる毎日］第９７６号）

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