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テレまめ

最近のネットニュース関連で気になったお題を二つ。

芥川賞受賞で話題のピース・又吉直樹さんが、取材を受けたある女性記者がタメ口で迫って来てひどく困惑したというエピソードをテレビ番組で話したことをきっかけに、ネット上で波紋を呼んでいます。

はたまた、TEAM NACS「悪童」の東京公演を迎えるにあたって行われたマスコミの囲み取材にて、NACSについての予備知識を持っておらずに的外れな質問を繰り出す記者に対して、大泉洋さんからは「キミ、次から出禁だから」と突っ込みを入れられたという話題が掲載されていました。

一部からは「あえての『仕込み』的な演出なのでは?」という意見もあるようなのですが、仮にそうだとしても、ファンからしてみるとかなり不愉快な出来事です。「悪童」のプロモーションで全国版のバラエティ番組に出演した際の「大泉洋以外の4人は知名度なし」といったような演出にも、ファンは落胆しているんですよ。

大泉さんがブレイクした「水曜どうでしょう」では、大泉さんをダマくらかしてロケに出たり、ロケの行程が過酷だったりで、ついつい大泉さんが愚痴ってしまい、その後は愛ある罵倒が繰り広げられるというのが番組のカラーだったためか、大泉さんが他の番組に出演した時も、同じようなことを求めているのか、演出のコンセプトは大体において「手厚く冷遇される」扱いの様な気がします。

お笑いの方たちへの対応も同じで、勘違いした素人がプロの真似してちょっかいかけてる感じになっていることがありますね。

「イジられるとオイシイから」なんてもっともらしい言い訳は、裏を返せば「いじめ」の屁理屈にも通じてしまいます。親しき仲にも礼儀あり。敬意を持って対応してこそ、「おもてなしの国」の本領の様な気がするんですが。

※元記事:コラム「さっちゃんはね、テレビが大好きホントだよ♪」(テレビる毎日公式メルマガ[週刊・テレビる毎日]第756号)

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