27Apr
カタカナで「アイムホーム!」と言われると、山崎一さんが出演していた英会話教室のCMを思い出してしまうのは私だけでしょうかね(^_^;)
テレビ朝日の4月期ドラマ「アイムホーム」は、木村拓哉さんがテレビ朝日系で初めて連続ドラマに主演するということで注目を集めています。
証券会社のエリート社員・家路久(木村拓哉)は、とある町で爆発事故に巻き込まれて瀕死の重傷を負う。3か月に及ぶ昏睡状態から奇跡的に目覚めた久は社会復帰を果たすが、事故の影響で、ここ5年間の記憶が曖昧になるという記憶障害になり、第一線で働いていた仕事も、そのために閑職部署に異動されてしまうこととなる。
手元にある10本の鍵束と、断片的な記憶を頼りに自宅のつもりで帰った家は、すでに離婚した妻(水野美紀)の家であった。現在の妻・恵(上戸彩)と4歳の息子が待つ家に帰ると、そこでは言いようのない違和感を感じる久。過去の自分の言動が、今の自分には理解できないものばかりであり、何よりも、妻と息子の顔が仮面にしか見えないのだ。
10本の鍵束が、文字通り謎を解くきっかけのカギとして存在しますが、謎が一つ解けたように見えても、その裏にも何かがありそうな含みを持たせているところと、事故前と事故後での久の人間像にあまりにもギャップがあるところが興味を引きます。
また、事故による高次脳機能障害の症状(まだらな記憶喪失、相貌失認など)も、いままで馴染みの少ない題材なので、どう描かれるのか見届けたい部分です。
キムタクがキムタクであるが故の、評価に対するハードルの高さは毎回話題になるところではありますが、今回のキムタクは、従来の格好いいヒーロー像ではなく、自分が何者か分からずアタフタする男、はたまた回想では冷徹なビジネスマンと、新境地の役どころにも注目したいところです。
※元記事:コラム「さっちゃんはね、テレビが大好きホントだよ♪」(テレビる毎日公式メルマガ[週刊・テレビる毎日]第738号)
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