12May
よくニュースなどで「国語審議会」のことが取り上げられると、まず出てくるのは「ら抜き言葉」の是非ですね。
私は個人的には「ら抜き」も「い抜き」も容認派です。ことばは自然淘汰されて変化していくものだと思っているので、言葉の乱れに見えるものも、その中で、ただの流行でやがて廃れるもの、逆に人々の中に浸透して定着していくもの、それぞれに分かれて行くのだとして、流れに身を任せています。
今の時代、「ありをりはべりいまそかり」で話している人っていませんよねぇ?って話です。(う〜ん、とは言え私のこの言葉づかいも正しいのか疑問になってきましたが…)
慇懃無礼すぎるほどの敬語の濫用(「させていただく」の多用)はどうしても気になってしまいます。そしてもう一つ気になるのが、言葉の重複。よく笑い話のように使われるのが「頭痛が痛い」とか、「乞うご期待してください」とかですね。
このゴールデンウィークにお昼の情報番組を見ていましたら、とある事故のレポートが放送されていました。事故現場からの中継映像でレポーターさんが開口一番言い放った言葉が、
連休さなかの中、ここ○○で信じられない事故が起きました!
イヤ…「さなかの中」って何さ…(^_^;)
そういや、去年の夏にもこんなこと言ってるレポーターさんがいましたっけ。
この炎天下のしたで…
「下のした」なら地下だぞ…。かえってちょっと涼しいかもな…。
決してね、文句を言おうってんじゃないんですよ。
その他にもレポーターが「ご覧ください!」(テレビだもの、見るの当たり前だろ)とか、情報番組で「ご存知でしたか?」(なんだか上から目線な感じでムカつくなぁ)とか、いちいち細かいことが気になって、ちまちまと小言つぶやいてるんじゃないですからね!(と、未来の息子の嫁に訴えてみる(^^ゞ)
※元記事:コラム「さっちゃんはね、テレビが大好きホントだよ♪」(テレビる毎日公式メルマガ[週刊・テレビる毎日]第740号)
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