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テレまめ

いま自分にできることは

今週、またもや信じられない規模の大地震が日本列島を襲いました。今度は北海道。地震といえば大阪が激震に見舞われたのもまだ記憶の新しく、さらには中四国の水害や、ほんの数日前の台風21号の襲来など、もしも小説にこんな設定書いたら「そんなワケあるはずないだろ!」と突っ込まれそうなほどの、次から次へのタイミングでした。

ましてや東日本大震災や熊本地震や広島水害の傷さえまだ癒えきってないと思えるのに、日本列島さんってば満身創痍ですやん…。

阪神淡路大震災の時には、高速道路が横倒しになっていたり、伊丹駅が壊滅的になっている映像を見て驚愕したように、テレビというメディアはその重大さを伝えてくれ、東日本大震災の時も、恐怖すら覚える天災の破壊力を見せつけました。

また一面では、その事の大きさに各企業がテレビCMの放映を自粛し、ほとんどが公共広告機構のものに差し替えられるという、異様な事態になったこともあります。

そして情報が錯綜し、正しい情報と間違った憶測とがいっしょくたに流れ出て、混乱と誤解を生んだというのも記憶に残っていますね。

災害に慣れたいとは間違っても思いませんが、せめて過去の経験を得がたい教訓に置き換えるくらいの気構えは持ちたいものです。

余りにも矢継ぎ早の災害で、報道の取り扱いにも不均衡が生じているのも事実です。一方に気を取られると、他方がなおざりになってしまいがちなのがテレビの弱点という気もします。個人的には、リポーターを各地に派遣せずに、地方局のアナウンサーや記者と連携して、各地の情報を届けて欲しいと思うのですが。

センセーショナルな映像を追い求めるのは、この際不要。不安を煽るのではなく、次にすべき行動を正しく判断できるように、正しい情報を送る。そして時には心を休めることも勧めてくれる。そんな放送がテレビの持つ大きな力だと思えるのです。

※元記事:コラム「さっちゃんはね、テレビが大好きホントだよ♪」(テレビる毎日公式メルマガ[週刊・テレビる毎日]第911号)

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