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テレまめ

時には看板を外したいときもある

先日のテレビ朝日系「ロンドンハーツ」では、「有難いけど…このイメージで苦しんでます」というテーマで、各タレントさんが出演されていました。

頭に「有難いけど」と付いているように、人に覚えてもらうのが基本である商売であるからには、何にせよとりあえず「イメージ」というものが定着することは大切な要素なのですが、多くの人に愛されたいというタレントとしての観念からは、偏ったイメージが定着してしまうのもある意味、本意ではないとう矛盾した思いが出てしまうのでしょう。

その点、出演者の中のカズレーザーさんのマネージャーさんが言った「金髪、赤い服、バイセクシャル、知的…イメージが多すぎる」というのは、ちょいと贅沢な悩みですよね。マネージャーさん、そういうのはマルチと呼びましょうよ。

でも結局、最初に見た印象、強烈な印象の役柄などで、後々までそのイメージに引っ張られてしまうことはありますよね。

私の場合、某俳優さんについて、彼を最初に認識した時の役柄が同性愛者の設定だったことから、それからどんな役を演じられても、最初のイメージにとらわれてしまう弊害が生じたことがあります。

あと、女優の吉岡里帆さんは、朝ドラやゼクシィのCMなどでただただ可愛い女優さんだったのが、ドラマ「カルテット」でお金に浅ましい役柄という、従来のイメージを覆す役柄で視聴者を驚かせてくれました。

その直後にオンエアされたお茶飲料のCMでは従来のイメージ通りの、お嬢様学校の教師の役で出演されていたのですが、申し訳ないけど、「楚々とした顔の裏で、もの凄い下ッ衆いコトを考えていそう」といった感想になってしまいました(笑)

実際問題、子役出身の役者さんが大人に脱却しきれないケースが多いのも、そんな側面があるのかも…ですね。

必要不可欠なイメージという看板、時には外したいこともあるのかも知れません。

※元記事:コラム「さっちゃんはね、テレビが大好きホントだよ♪」(テレビる毎日公式メルマガ[週刊・テレビる毎日]第847号)

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