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テレまめ

「テレビディレクター」と聞くと、セーターを着ずに背中からおんぶするように掛けて、指を鳴らしながら「ギロッポンでシクヨロ」的な、どうにもバブリーでステレオタイプな姿しか思い浮かべられないのは、夙川アトムさんの影響なのでしょうか(笑)。

本来、テレビディレクターといえば、番組の進行を指揮し、スタッフ及び出演者に直接指示を与える現場責任者といったところなのでしょうが、中には一概にその定義にはまらない場合もあるようです。

以前にも、裏方で決して表に出るはずのないプロデューサーやディレクターが、番組本編に意識的に出てくるようになったというお話をしたことがありますが、その流れはいまだ続いているようです。

「月曜から夜ふかし」ではディレクターがインタビューレポートをしていたり、「マツコ会議」ではスタッフ会議というコンセプトのもとで、画面上はスタッフだらけ。「ガキ使」でも、視聴者にとってはある意味レギュラーと同列といえるほどにスタッフの名前がお馴染みとなっています。しかも、さらにその上をいく存在のディレクター達も。

「笑ってコラえて!」では、「海外支局を作ろう」という企画で顔出し以来、すっかりレギュラー出演者となっていたコマツバーラこと小松原ディレクターが、「世界一周!1年間ロケしっぱなしで日本の素晴らしさを伝える旅」の新コーナーを自らが担っています。

日本の自宅も引き払って、1年間住所不定状態で世界中をロケし、できるだけ日本人が訪れたことのないような場所で、体当たりレポートを敢行しつつも日本のことを現地の人にお伝えしようという、かなり壮大かつ無謀な企画で、これを若手タレントではなく、アラフィフのスタッフにやらせちゃうのが、どうにもとんでもないところです。

壮大といえば9年以上の長期企画となっているのが「中居正広のキンスマ」で進行している「ひとり農業」。番組制作会社の渡辺ディレクターが茨城県に居を移し、たった一人で自給自足の田舎暮らしに挑む姿をドキュメンタリーで追うプロジェクトです。

「やってみよう」的な域を超えて、作物作りはもちろんのこと、それらを使った副産物作りなど、自分で出来ることはなんでも挑戦してみる意気込みで、結構どれもがかなりのレベルに到達しています。

最初は「ひとり農業」でしたが、実家のご両親と同居したり、放送を通じてご結婚をされて家族が増えたりと、人生の変化も映し出されるにつれ、「いや、この人の仕事ってTVディレクターだったはずだよね…?」と、改めて思ってしまいます。

テレビ番組を制作するという意味をかなり広義に解釈すると、これもディレクションの範疇なのかなぁ…?

※元記事:コラム「さっちゃんはね、テレビが大好きホントだよ♪」(テレビる毎日公式メルマガ[週刊・テレビる毎日]第844号)

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