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テレまめ

紙幣に疲弊する貴兄へ【死幣ーDEATH CASHー】

以前、「梅雨時の鎌倉中継」「紅葉時期の京都空撮」「大晦日のアメ横レポート」が「テレビの必須お題」のように感じているお話をしましたが、昔はこれに「夏場の怪談」が加わっていたものです。

映画枠でホラー映画を放送するのはもとより、お昼のワイドショーが通常の生活情報をお休みして視聴者からの投稿を再現した恐怖体験を特集したり、バラエティ番組が心霊写真を取り扱ったりと、やたらとその本数が増えた印象でしたが、最近ではフジ系の「ほんとにあった怖い話」が年イチSPとしてオンエアされるくらいですね。それくらいにホラーはシーズンレスになったということでしょうか。

と思っていたら、TBSの深夜「テッペン!水ドラ」の新シリーズは「死幣ーDEATH CASHー」という実に血なまぐさいタイトルのホラードラマをぶつけてきました。

http://www.tbs.co.jp/DeathCash/intro/

大学の経済学部1年生の由夏(松井珠理奈)は、昔から霊感が強く、人が死ぬ予知のようなヴィジョンを見てしまうことがある。由夏は、高校時代からの親友の郁美と最近連絡が付かないことを心配していたが、あるとき不吉なものを感じて自宅を訪ねると、郁美はネックレスで首を吊って絶命していた。

郁美の葬儀で打ちひしがれる由夏やゼミ仲間たちだったが、その前に、単なる自殺ではなく事件性を疑う刑事の若本(戸次重幸)が立ちふさがる。学生である郁美が大金を所持していたことが不自然であり、それが自殺を否定するものだと言う若本は、第一発見者である由夏のことを最もマークしてきた。

一連の不可解な事件の下敷きとなっているのが「死幣」という都市伝説です。お金が欲しいと強く思っている人の前にどこからともなく大金が降って湧いてきて、その金を使った者は死に至るーというもの。これを劇中劇のように紹介するのが稲川淳二さんだってところが、まことしやかですねぇ。

ストーリーとは別に注目したいのは、次々と死のターゲットにされてゆくゼミの学生たちをはじめとするキャストです。NHK朝ドラ「あさが来た」の吉岡里帆さんに清原果耶さん、「まれ」の葉山奨之さんに中村ゆりかさん、「とと姉ちゃん」の川栄李奈さんと白洲迅さんと、朝ドラから大移動してきたかのような若手俳優さんのラインナップです。

ドラマではついに4人目の犠牲者が出て、「死幣」の存在を認めざるを得ない状況に。伝説の発祥の地へ向かい、ゼミ生たちが連鎖の対象になってしまう事態の真相に踏み込んでいきます。

戸次さん中心に見ている私としては(←爆!)、初回での若本刑事は、執拗なまでに由夏をマークして、態度も口調も強気で『強力若本』だったのに、2話で由夏が「人の死の予兆が見えてしまう」ことを告白すると、「信じるよ」と一転『協力若本』にキャラ豹変してしまったことの理由も、詳らかにして欲しいところです。

恐怖でゾッとして涼しくなるか、深まる謎を追求していくことでむしろ熱くなるか。夏場のホラーミステリーの見方は人それぞれです。

※元記事:コラム「さっちゃんはね、テレビが大好きホントだよ♪」(テレビる毎日公式メルマガ[週刊・テレビる毎日]第803号)

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