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【新婚さんいらっしゃい!】コケ椅子は実は・・・

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ABC・テレビ朝日系で放送中の「新婚さんいらっしゃい!」は、桂文枝の司会で1971年に始まり、来年1月で丸45年を迎える。先日は「同一司会者によるトーク番組の最長放送」として、ギネス世界記録に登録された。

番組名物といえば、文枝師匠が見せる「椅子コケ」。実はあの椅子、およそ40年にわたって同じものを修理しながら使い続けているのだ。
現在の椅子が使われ始めた時期は、放送開始時の美術担当者に確認しても分からず、写真で確認する限り、1971年から1978年のどこかの時点らしい。


司会の2人と新婚夫妻用の4脚の椅子はいずれも約40年間同じものを使い続けており、4脚とも同じデザインだが、配置の入れ替えはしておらず、ということは約40年前にたまたま文枝師匠用に指名された1脚だけが、約40年間転がり続けるという酷な生涯を送っていることになる。

ある程度使い続けていると、椅子のフレームがゆがみ、生地が汚れてくるので、3~4年に一度ほどフレームの補修や塗装、生地の張り替えなどをし、現在の生地は2011年から使用。この椅子は今となっては再び入手することは絶対に不可能なので、今後も長く大事に使っていく意向らしい。

コケを補助するための工夫などしておらず、1970年前後に流行したフォルムによる偶然の産物としか言いようがなく、たまたま採用した椅子が思わぬ効果を発揮して視聴者の爆笑ポイントとなり、それ以後は『この椅子以外ありえない』となった。また、新しいものに買い替えるにしても、必要不可欠な条件が「転びやすいこと」というのが椅子の定義に反していて、商品として存在しないのだとか。

年間に4~5回ある地方公開収録には椅子4脚はもちろん、スタジオセットも全て大型トラックに積んで運搬するが、海外収録では4脚全てを持って行くと航空運賃が嵩むので、文枝師匠の椅子1脚のみを持って行き、他の3脚は現地で近いものを探してもらうそうだ。(Yahoo!ニュース<10月23日付>より

番組の長寿ぶりにも驚きますが、あの椅子が40年モノだったなんて、更なる驚きですね。もうこうなったら、この椅子もギネス登録してもいいのでは?(笑)

コラム本文の中でも語られているのですが、海外にわざわざ椅子を搬入するという非日常性から、「中に麻薬を隠しているのでは」なんて嫌疑をかけられたこともあるそうです。それも、ちょっと笑えるエピソードですね。

スタッフさんから見れば、この椅子も主演者のひとりなのでしょう。大事に使って、故・森光子さんの「放浪記」でのでんぐり返しと同様に、文枝師匠と番組の「元気のバロメーター」として、椅子くんはもうしばらく転がり続けそうですね。

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