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テレまめ

和食じゃないけど日本食【ラーメン大好き小泉さん】

国内のドラマにはいくつかのジャンルがあって、「刑事モノ」「医療モノ」「学園モノ」「恋愛モノ」などの老舗とも言える分野に加えて、社会派ドラマの中の「企業モノ」なども確立されてきました。

そして、いつの間にかじわじわと染み出すようにその数を増やしてきて、いつしか定番化しているのが「グルメドラマ」というジャンル。単にレストランを舞台にしているとかではなくて、食べる側、いやむしろ料理そのものが主役に描かれるドラマです。

2時間ドラマのように非日常の事件が起こるわけでもなく、大団円があるわけでもない、誰もが毎日出会う「食事」がテーマなので、小さな共感や、ちょっとした発見などが視聴者の舌の記憶に訴えかけてきます。

そんな小品のためか、深夜枠で放送されることが多い(先日「テレまめ」でもご紹介した「本棚食堂」などなど)ので視聴者の食欲を刺激すること必至で、「夜食テロ」などという呼ばれ方をする向きもあるようです。

そして深夜に見せられて、もっとも刺激を受けるメニューは何と言っても「ラーメン」。そのラーメンを扱っているドラマが「ラーメン大好き小泉さん」です。

http://www.fujitv.co.jp/ramen_koizumi/index.html

都内のとある高校に転校してきた小泉さん(早見あかり)は、ミステリアスなクールビューティながらも、ラーメンのこととなると途端に熱く語ったり、昼休みに実験室でラーメンを調理し始めるなどの一面をもつ。クラスメイトの悠(美山加恋)はそんな小泉さんに興味を持ち、仲良くなりたいがために何かと小泉さんにまとわりついて、小泉さんのラーメン屋めぐりに同行するようになる。

早見さんの演じる小泉さんは、何を考えているのか分からない実に謎めいた美少女。でも何となく見なれた気がするのは、「すべてがFになる」の真賀田四季を思い出してしまうからでしょうか。

彼女が携帯プレイヤーで聞くのは音楽ではなく、ラーメンの湯切り音だったり、麺をすする音だったりと、すべての価値観と美意識はラーメンを基準にしているのですが、ただのラーメン至上主義ではなく、行列の割り込み行為にはシビアだし、食べる時には長い髪を後ろにまとめるし、店主の真心にまで思いを馳せるなど、心からラーメンを愛する、筋金入りの変人です。

と、ここまで小泉さんを紹介しましたが、番組はなんと先週18日の第4話の放送が最終回でした。連ドラというにはあまりに短い!いつの日か第2弾もアリなのでしょうか?

深夜のグルメドラマに概ね共通して言えることは、複雑な能書きやドラマ性よりも(もちろん愛をもってドラマチックに語ることはありますが)「美味しい」イコール「幸せ」というシンプルな感情。小さな幸せがおなかと心を同時に満たしてくれるのですね。

※元記事:コラム「さっちゃんはね、テレビが大好きホントだよ♪」(テレビる毎日公式メルマガ[週刊・テレビる毎日]第750号)

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