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テレまめ

不便はステキだ【不便な便利屋】

さて!新ドラマが各局出揃ってきております。何はともあれ、かねてからの予告通り、テレビ東京のドラマ24「不便な便利屋」をご紹介!

新進の脚本家・竹山純(岡田将生)は、撮影現場で監督と衝突して作品を降板し、尊敬する大物脚本家を訪ねるために、北海道の富良野へ向かおうとするが、乗ったバスが猛吹雪で立ち往生し、仕方なく名も知らぬ町に降り立つ。

暖を求めてとあるスナックに立ち寄ると、いきなり店内の客たちが色めき立って「ジュン君なのか!?」と迫ってくる。そうだと答えると、店全体が大歓喜。客の一人の梅本(遠藤憲一)の行き別れた息子と勘違いされてしまった純は、弁解するすべもなく、店をあげての大宴会に巻き込まれて前後不覚となり、翌朝には、松井(鈴木浩介)の営む「スターダスト便利商会」で目覚める。昨夜の記憶と共に、財布と携帯電話の入ったダウンジャケットを失くした純は、この町に留まらざるを得なくなってしまう。

オール北海道ロケで撮影されたこの作品の脚本と監督を担当するのは、鈴井貴之さん。伝説のローカル番組「水曜どうでしょう」の出演時には「ミスター」と呼ばれる方です。この場でしつこいほどに「チームナックス」及び彼らが所属する「オフィスキュー」のファンであることを公言する私ですが、この鈴井さんこそがオフィスキューの会長さんでもあります。事務所のトップであり、劇団の主宰者であり、役者であり、映画監督であり、ラジオパーソナリティであり、放送作家であるというマルチな才能のヒトなんです。

ところで、「富良野」の「大物脚本家」に会いたい「純」ということは、誰もが「あの方」を想像するに易いということで、企画段階で鈴井監督から倉●先生に、許諾の連絡をしたそうです。●本先生は快諾のうえに「僕は出なくてもいいのかい?」と余裕の冗談までかまして下さったとか。いやぁ、さすが大物(笑)。

先日来から「テレまめ」でもお知らせした通り、チームナックスのメンバーが全員出演してくれるというのもうれしいサプライズです。サプライズ出演と言えば、鈴井監督が自らいたるところにカメオ出演していますので、一瞬たりとも目を離せない、そして録画して何度も確認してしまうという事象がファンに発生しております。ちなみに第2話には鈴井家のペットまで登場しておりますよ。

また、この作品の話題としては、ストーリーの中でギネスブックに挑戦するという展開が出てきます。『1時間内に作る雪だるまの数』というものなのですが、これはドラマとして撮影しながら、リアルに記録に挑戦するものとなり、結果としてはギネス記録更新の快挙を成し遂げました。この部分の本編がどう仕上がっているのかも楽しみなところです。

脚本家ゆえに想像力豊かすぎる純や、閉鎖的環境から独特の常識の世界で暮らす田舎者たち。思い込みの激しい、暴走系妄想族のオトナたちが繰り広げる、正統派ドタバタコメディは、理屈抜きで楽しませてくれます。

※元記事:コラム「さっちゃんはね、テレビが大好きホントだよ♪」(テレビる毎日公式メルマガ[週刊・テレビる毎日]第737号)

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