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テレまめ

中学生の息子が、好きなアーティストの新曲が「両A面」だと言っていたので「A面」の意味が分かっているのか聞いてみたら、やはりデジタル世代の彼には「AB面」の概念がありませんでした。我らアナログ世代にとっては、新譜のA面を聞き終わった後に裏面にひっくり返す作業は、煩わしくも少しワクワクする瞬間でもありました。

先週の「月曜から夜更かし」(日本テレビ)でも、過去の名曲で扱われたアイテム「ポケベル」「トランジスタ」「ダイヤル」「カセット」等の言葉が、それを知らない現代っ子には伝わらないというネタがありました。

「A面」って何か分かりますか?と聞かれた若者が「人間のいい部分「ええ面」(関西弁)」と答えた時、まあ、人間は多面的だからそれも間違いではないかも?と、ひとり納得してしまったのですが。(笑)

12日に放送のあった「女請負人」(フジテレビ)で、女性専用の便利屋で元警察官のヒロインを演じた財前直見さんは、その1週間前には「家族狩り」(TBS)にて、鬼気迫る役どころと演技を見せていました。

子役出身で、21歳になった現在もあどけないイメージの神木隆之介さんですが、時には「変身」(WOWOW)や「SPEC」(TBS)のような邪悪・凶悪といった役を演じることがあり、その落差に引き込まれそうになります。

逆に、映画「20世紀少年」や「三島由紀夫と若者たち」などでエキセントリックな役の印象がある井浦新さんは「同窓生」(TBS)では純情不器用を絵に描いたような男を演じました。

「デスノート」や「カイジ」など過激な作品が多い藤原竜也さんが「ST赤と白の捜査ファイル」で刑事役を演じると、いつか悪役に転んでしまうのではと、期待にも似た妙な気持で見てしまいそうになります。

はたまた朝ドラ「花子とアン」のヒロインの夫役でさわやかにブレイク中の鈴木亮平さんは、イヤイヤ、私の中では「変態仮面」だしww。

コミカルな演技で定評のある阿倍サダヲさんは、「医龍」ではおちゃらけ封印の麻酔科医を演じ、一瞬別人かと思わせるほどでした。

いずれも幅広い役どころで、所謂「いい意味での裏切り」をしてくれています。

表題(メイン・イメージ)と異なる趣を楽しむことは、ちょっと贅沢をした気分になれますね。

※元記事:コラム「さっちゃんはね、テレビが大好きホントだよ♪」(テレビる毎日公式メルマガ[週刊・テレビる毎日]第707号)

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