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テレまめ

ありのままの姿みせるのよ アウト×デラックス

単一民族の日本人は、他者と違うことを恐れると揶揄されがちですが、最近では「個性重視」の傾向も認められつつありますね。とはいえ、まだまだ強烈な個性は「変なヒト」と位置付けられてしまいますね。

フジテレビ「アウト×デラックス」は、それはそれは強烈な変なヒトが次々と登場するバラエティ番組です。テーマは変な人で一貫されていているのですが、出てくる人があまりにも多彩すぎて、文字通りバラエティに富んでいる印象です。

ヘンな趣味の人、考え方がヘンな人、行動がヘンな人、見た目のイメージと実態とのギャップが激しい人…。「ヘン」と言ってしまえば侮蔑に聞こえるかもしれませんが、古い常識や既成概念を打ち破る人だとすれば、それはもうニュータイプ。

番組はアウトな人々がたむろするBAR「逢人」へ、新たなるアウトな客人がイチゲンさんとして訪ねてくるという体で、マツコデラックスさんとナインティナインの矢部浩之さんがそれを迎えて話を聞いていきます。

最初は興味深く話を掘り下げ、出来得る限り共感できる点を模索しようとしながらも、理解のリミットを超えるとたちまち「アウト!!!」と宣告されて、シャットアウトされてしまうタイミングが、面白さのツボのようです。

過去に出演したアウトな人々は、BAR「逢人」の常連客としてMC2人の後ろに控えていて、新たなる客人にズケズケと突っ込んでいく構成になっていて、これもまた面白いですね。

でもアウトな人々は、決して自分をアウトだと思っていないことが、最も面白いポイントかも。

思うままに我が道を往く。それを大らかにアピール。みんな違って、みんなイイ。でもね、やっぱり、自分がイチバンまとも(笑)。

※元記事:コラム「さっちゃんはね、テレビが大好きホントだよ♪」(テレビる毎日公式メルマガ[週刊・テレビる毎日]第702号)

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